大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
国内で新型コロナウイルス感染症が引き続き拡大している現在の状況に鑑み、2020年4月以降大学等において遠隔講義に関して検討がなされている状況です。
このような状況の中で、遠隔授業等の準備状況に関する情報を出来る限り多くの大学間で共有することを目的に、オンラインでの授業や学会開催のための参考情報を掲載してまいります。
以前は「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」という名称でしたが、令和3年1月からは『大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」』に名称を変更しました。
【データダイエットへの協力のお願い:遠隔授業を主催される先生方へ】
これから遠隔授業を主催される皆様への「データダイエットへのご協力のお願い」をまとめました。ぜひご一読ください。
大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
【第28回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(3/19オンライン開催)
開催日時:令和3年3月19日(金)11時30分~13時30分(予定)
主催:国立情報学研究所 大学の情報環境のあり方検討会
プログラム
次回は2021年3月19日(金)11:30-13:30の開催です。プログラム・お申し込みフォームは調整次第後日掲載します。
お問い合わせ
国立情報学研究所
大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」」運営担当
dc-sympo[at]nii.ac.jp
参考情報
遠隔授業や学会のオンライン開催に必須のツールであるオンライン会議サービス(Web会議サービス)を対象としたチェックリスト
アーカイブ
【第27回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(3/3オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:33 ご挨拶
2.「ご挨拶」
川中 文治 文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)
- 10:36 海外事例
3.「ダラム大学におけるコロナ状況下での教育・研究活動」
Jingyun Wang Assistant Professor, Durham University
| 資料
概要
コロナの影響でダラム大学は2020年3月から今までは全面的にオンラインでの教育・研究活動となっている。私自身は2020年9月に九州大学からダラム大学に転職したが、九州大学も春学期(2020年5月から8月まで)の授業は全てオンラインであったため、日本と英国の両方でオンラインでの教育を経験した。本報告ではダラム大学のコロナ状況下での教育・研究活動を紹介するとともに,当地ならではと思われるオンライン教育活動の実情及び問題点を紹介する。
- 10:51 デジタルトランスフォーメンション
4.「RPA開発ツールStudioXとその使用法について」
神馬 豊彦 早稲田大学 人事部業務構造改革担当副部長 兼 情報企画部マネージャー デジタルトランスフォーメーション推進担当
| 資料
概要
早稲田大学では2018年4月よりRPAの全学展開を進めている。RPAの展開は、業務効率化効果の高いロボットを専門チームが構築するだけではなく、手元にある業務を担当者自身が自動化する取り組みを実施してきた。業務担当者に専門チームと同じツールを利用してロボットの開発をしてもらうために、本学独自のハンズオン研修と開発専門チームによる丁寧なサポートを行ってきたが、開発ツールも急速に進化しており、業務担当者が使いやすいツールも出現している。本発表では、本学が導入を検討中の業務担当者向けの開発ツール「UiPath StudioX」によるロボットの開発方法について、デモを交えて紹介する。
- 11:06 デジタルトランスフォーメンション
5.「大阪大学RPA実践奮闘記」
貝原 亮 大阪大学総務部人事課任用係長
槙 美津甫 大阪大学総務部人事課任用係員
| 資料
概要
RPA導入から約3か月。 大阪大学人事課では、どのような業務からその活用を始めたのか。具体的にRPAが稼働しているところをご覧いただきながら、現状と、今後の可能性について話題提供いたします。RPAの活用によって、個人の業務を楽にするだけでなく、組織間の無駄をどう解消できるか。「RPAを活用したいけれど、どんな業務から始めたらいいだろう」「業務の洗い出しをどうしたらいいだろう」と悩んでいる皆さんと共有したい内容です。先生方には、「こんな業務もRPAに任せられるかも?」という視点でご覧いただければ幸いです。
- 11:24 MOOC
6.「コロナ渦の中のMOOCとこれからのリカレント教育」
白井 克彦 一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)理事長/早稲田大学 名誉顧問
| 資料
概要
コロナ渦において、大学の多くでオンライン授業が行われた。教職員も学生もそれになれて、授業を効果的にするための様々な試みも進んでいる。他方で、世界で発展しつつあるMOOCは、コロナの流行によって急伸することが起こった。一方で、日本のリカレント教育は、政策的には推進されているものの、あまり伸びていない。JMOOCは少しでも要望に応ずるために、4月以降はAIやデータ解析の講座を強化するなど、活動の強化を計画している。終わりに、今後の人材育成にオンライン教育がどのように貢献できるか、その重要性について述べたい。-
- 11:39 遠隔講義事例
7.「遠隔講義のYouTubeアナリティクスで判明した学習行動と大学教育の課題」
水野 義之 京都女子大学 名誉教授
| 資料
概要
遠隔講義(2020年度前期)のアクセスログを分析した結果、興味深い学習行動が判明したので紹介する。ここで前期の前半は同期型、後半は非同期型のオンライン授業であった。どの授業もYouTube上に動画を置いた。ログの取得はYouTubeコンテンツの作成後に、標準で得られる「YouTubeアナリティクス」を利用した。これらのログ分析から、学生の学習行動について次の4点が判明した。1)学生の学習時間は合理的に再配分される。2)1回の視聴時間の系統的な相違は講義方法に依る。3)学生はビデオを早回しで見ていると推察可能である。4)部分視聴の傾向にも系統性がある。また、ここで判明した知見を基礎に、いわゆる「教育系YouTuber」との「差別化」など、今後の大学教育の可能性と課題についても議論したい。
- 11:54 遠隔講義事例
8.「レスポンス・アナライザーにより双方向性を強化したオンライン授業とオンラインテストの取り組み」
加藤 木綿美 二松学舎大学 国際政治経済学部 専任講師
| 資料
概要
コロナ禍でのオンライン授業・オンラインテストの実施において必要となるのは、学生と教員が授業を行いながら即時的なコミュニケーションを可能にするツールと、継続的なコミュニケーションが蓄積できるプラットフォームである。デジタル公民館"KK2"が開発・普及を推進するRA:レスポンス・アナライザー/DPP:デジタルプレゼンテーションプラットフォームを用いた双方向型のオンライン授業とオンラインテストの取り組みについて、二松学舎大学の実際の講義およびテストを事例として取り上げる。
- 12:09 ラーニングアナリティクス:LA
9.「私が情報学を選んだ理由―ラーニングアナリティクスの可能性と今後の展望」
黒宮 寛之 京都大学大学院情報学研究科博士課程
| 資料
概要
私は東大の教育学の博士課程を辞めて京大の情報学研究科に再入学した経歴がある。その理由は「ラーニングアナリティクス(LA)」という新しい分野がこれからの教育にとって重要な分野となるという確信があったからだ。私が研究を行う上で信じていることは、背後には複雑な要因があるにしろ、学びの方法は常に改善できるということだ。この文脈で、学習者の行動を分析しフィードバックするLAは今後必須のツールになると考える。本報告では京都市内の中等教育学校でLAを活用した事例を紹介し、そのうえで今後膨大に蓄積されるであろう事例を効率的に収集するためのエビデンスポータルシステム REALの構想を紹介する。
- 12:16
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第26回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(2/12オンライン開催)
- 12:05 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:08 ご挨拶
2.「ご挨拶」
浅田 和伸 国立教育研究政策研究所長
| 映像
- 12:11 海外事例
3.「マレーシア工科大学におけるコロナ状況下での教育・研究活動」
石松 純 マレーシア工科大学 マレーシア日本国際工科院 機械精密工学科 上級講師
| 映像 資料
概要
マレーシアでは2020年1月に最初の感染報告があり,その後2月下旬の宗教施設での大規模イベントで感染者が多数報告されたことをきっかけに3月中旬から部分的ロックダウン(当地呼称Movement Control Order)が施行された.大学を含む教育機関も閉鎖を余儀なくされ,4月からは全面的にオンラインでの教育活動が開始された.本報告ではマレーシアのCovid-19現状と政府,教育関連省庁の対策を紹介するとともに,当地ならではと思われるオンライン教育の実情及び問題点,小職が実際に行っているオンライン教育活動について取り上げる.合わせて日本からのオンライン留学についても言及する.
- 12:26 学生の声
4.「MITから学ぶオンライン授業の最先端 ~Z世代が切り拓く生涯学習の在り方~」
渋川 駿伍 株式会社Kakedas代表取締役 /情報経営イノベーション専門職大学客員教員 / MITxMicroMasters生
| 映像 資料
概要
1998年生まれ、22歳の起業家である渋川駿伍は、MITのMicroMastersプログラム受講により大学院進学を目指す。地元の県立高校を卒業後、1年間のギャップイヤーを経てMITxMicroMasters進学。その間に国内最大級のオンラインカウンセリングサービスの立ち上げや、日本ポップコーン協会の会長として「マツコの知らない世界」など他多数メディアに出演。 そんな様々な活動の傍ら、学生としてはMITでなにを修学するのか?MITにて2018年より経験してきた学びを踏まえ、これからの時代の生涯学習の未来について語る。
- 12:41 RPA
5.「東北大学式現場起点の業務RPA化」
藤本 一之 東北大学情報部 オンライン業務推進課 課長補佐(兼)業務推進係長
川上 翔 東北大学情報部オンライン業務推進課 業務推進係主任
| 映像 資料
概要
東北大学では、これまで継続的に実施してきた業務の見直しをさらに推進するため、データとデジタル技術を活用して、対面・紙・印鑑文化等のワークスタイルを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)による業務改革の実現を目指し、あらゆる取り組みを行なっている。それらの取り組みの一つとして行なっている「適用業務の洗い出しから、ロボットの製作、運用までを一貫して現場で行うという現場起点型のRPA化」について、実例を交え紹介する。
- 13:04 RPA
6.「名古屋大学RPA導入ガイドラインの策定」
松原 茂樹 名古屋大学情報連携推進本部情報戦略室・教授
| 映像 資料
概要
大学業務にRPAを導入することにより、定型的で反復性の高い作業の自動化が可能となるため、業務負荷の軽減が期待される。しかし、RPAを導入し運用するには、いくつかの課題がある。名古屋大学情報連携推進本部では、本学においてRPAを導入し運用を開始する際に参照する指針として「名古屋大学RPA導入ガイドライン」を策定した。本ガイドラインでは、製品の選定、運用までの準備、導入後の検討などについて、本学における基本的な方針を記している。本講演では、ガイドラインの策定の経緯と内容について概説する。また、同時に策定された「名古屋大学チャットボット導入ガイドライン」についても触れる。
- 13:19 医学
7.「コロナ禍で医学生評価(知識・技能・態度)をどこまでオンライン化できたのか」
三原 弘 富山大学医師キャリアパス創造センター(第三内科)助教(診療講師)
| 映像 資料
概要
富山大学医学部ではコロナ禍前から学習管理システム(Moodle)の利用促進を図っていた。本発表では、コロナ禍で変更せざるを得なかった学生評価法を知識・技能・態度、そして、形成的評価と総括的評価に分けて事例集として紹介する。(1)学習管理システム等での知識評価、(2)知識のオンライン総括評価では個人認証、リアルタイム監督等が必要、(3)自動解析の威力は絶大、(4)技能・態度評価の形成的評価としてのビデオ評価、ピア評価の可能性、(5)技能・態度評価の総括的評価の省エネ化、(6)今後、を紹介したい。
- 12:34 ラーニングアナリティクス:LA
8.「大阪大学におけるLMS利用状況及びLAに向けたデータ収集への取り組み」
竹村 治雄 大阪大学 サイバーメディアセンター教授
| 資料
概要
大阪大学では、教育学習支援環境がSaaS化されているが、これらの利用状況の春夏学期と秋冬学期の比較、講義映像収録配信システムのログから見える学生の映像視聴の傾向についての考察、並びにこれらのSaaSで提供されるサービスからLAに必要な学修データの収集の現状と課題について本学での事例を中心に述べる。
- 13:49
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第25回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(1/29オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:33 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
梶原 将 文部科学省大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当)
| 映像
- 10:36 支援
3.「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金による寄付と教育分野でのソニーの取り組みのご紹介」
内田 哲也 ソニービジネスソリューション株式会社 取締役 営業副部門長
| 映像 資料
概要
ソニービジネスソリューション株式会社はソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社とともにソニー株式会社が立ち上げている新型コロナウイルス・グローバル支援基金を用いてNII様への寄付を行います。当寄付行為は、NII様が2020年4月以降ウェビナーを通じて取り組まれたオンライン教育・ハイブリッド型教育における、生産性の向上・質の向上を目指した取組に賛同して行うものです。本講演の中では、併せて当社がコロナ禍において、高等教育機関様の悩みや課題に寄り添いながら、共に難局を乗り越えてきた事例をご紹介いたします。
- 10:49 文科省講演
4.「デジタル化に関する文部科学関係の政策動向」
橋爪 淳 文部科学省 研究振興局参事官(情報担当)
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルス感染症の拡大により、人々の生活や社会が大きく変化する中で、データや情報科学技術などへの期待は、ますます大きくなっており、「デジタル化」は最も重要な政策課題のひとつと言える。また、我が国が目指すSociety 5.0の実現に向けても「デジタル化」はその基盤となるものである。「デジタル化」に関する政策動向について、「第6期科学技術・イノベーション基本計画」の検討状況と「文部科学省におけるデジタル化推進プラン」を紹介する。
- 10:57 海外事例(米国)
5.「パンデミック下での米国ビジネススクールの教育」
菅谷 拓生 スタンフォード大学経営大学院准教授
| 映像 資料
概要
現在のアメリカカリフォルニア州では、州の規制により屋内で対面授業をすることが不可能である。そのため、スタンフォード大学経営大学院では、通常ビジネススクールで提供している教育をオンラインで達成するため、様々なイノベーションが行われている。この講演では私が担当するミクロ経済学の授業を中心に、実際の授業の教材の一部を参照しつつ、その試みを紹介する。具体的には、「flipped classroom」と呼ばれる、オンデマンドのオンライン教材と同時配信授業時の学生との双方向授業とを組み合わせた授業方式について解説する。
- 11:12 工学実験
6.「工学実験のオンライン/オンデマンド実施の導入による高専教育の高度化に向けた一アプローチ」
杉本 和英 独立行政法人国立高等専門学校機構本部事務局 教授
| 映像 資料
概要
Digitalizationによる高専教育の高度化に向けて,デジタルとフィジカルのベストミクスによる教育環境・教育手法の進化と個々の学生の学びの最適化への対応が重要と考える.本報告では,高専教育において重要な位置付けにある工学実験に対し,オンライン/オンデマンド実施環境を活用したテーラーメード教育へのアプローチについて,実践を通じて検証した教育効果及び抽出した留意点について報告する.工学実験未経験の2学年と工学実験スキルを有する5学年に対して実施したオンライン実験のアセスメント結果と前年度以前に同内容で実施したオンキャンパス実験のアセスメント結果との比較ならびに学生アンケートへの回答結果について紹介する.
- 11:25 グローバル PBL
7.「芝浦工業大学とDePauw大学とのオンラインgPBL」
大倉 典子 芝浦工業大学SIT総合研究所 特任教授
| 映像 資料
概要
日米の大学生によるリモートコラボレーションを利用した「ロボットのいるバーチャル空間の設計と実装」プログラムについて紹介する.COVID-19のパンデミックの影響で,7週間の共同作業を来日しての対面からオンラインに変更し,その結果,対象をリアルロボットからバーチャルロボットに変更した.この計画に基づき,学生は,ロボットペアのいるバーチャル空間の設計と実装,空間とロボットペアの感性評価項目の提案,感性評価,評価結果の分析を行った.
- 11:38 医学教育
8.「自治医科大学医学部における2020年度のメディア授業実践〜Moodleの活用と今後の展望〜」
淺田 義和 自治医科大学情報センター 講師
| 映像 資料
概要
自治医科大学医学部は、毎年、各都道府県より2−3名の学生が入学する、全寮制の学部である。医学部ではコロナ禍における寮の一時閉鎖等にともない、MoodleとBigBlueButtonを主軸としたオンラインでの授業実践(メディア授業)を実施してきた。本発表では2020年度の取り組みを総括する形で、(1)Moodleの導入支援(2)利用状況の実際(3)学生からの声(4)2021年度に向けた課題と展望 について紹介する。
- 11:51 ラーニングアナリティクス
9.「オンライン授業期の学習活動状況を、LMSのログから概観する (2)」
隅谷 孝洋 広島大学情報メディア教育研究センター准教授
| 映像 資料
概要
従来、本学LMSは対面授業の補完的な働きを主な役割としていたが、今年度のCOVID-19対策によるオンライン授業実施の結果、多くの授業にとって教室そのものとなった。ここでは昨年9月の発表に引き続き、広島大学の授業においてLMSがどのように活用されていたか、全授業について確認することで教育活動がどの程度概観できるかを検討する。また、ログを使って授業の進め方などの類型化ができないかを検討する。
- 12:04 デジタルトランスフォーメーション:RPA
10.「大阪大学RPA導入奮闘記」
貝原 亮 大阪大学総務部人事課任用係長
| 映像 資料
概要
「単純作業を肩代わりするロボットがあるらしい。」RPAソリューションの存在を知ったのは1年前。その瞬間、導入効果を確信しました。そして約1年の内部調整を経て、RPA導入実証実験に至りました。RPAの良さは、現場のスモールスタートで効果を実感できること。でも、だからこそ、その効果を組織全体で共有することは難しい。なぜ、人事課が導入に動いたのか。組織の内部調整で何に気を付けたのか。RPAを学内にどのように浸透させるべきか。まだまだ試行錯誤の日々です。そのような実践の具体例から今後のDX構想との連携を見据えた課題までをお話しできればと思います。特にこれからRPA導入を検討している組織の皆さんと共有したい内容です。
- 12:17 デジタルトランスフォーメーション:RPA
11.「京都大学での教職員スケジュール同期の事例紹介」
永井 靖浩 京都大学情報環境機構IT企画室 室長・教授
| 映像 資料
概要
京都大学では2018年度 業務系システム・サービスをパブリッククラウドへ大規模移行した。今回は、これらの移行の課題や考え方の概要を紹介するとともに、ポイントの1つとなった教職員のスケジュール管理の成功事例を紹介します。具体的には、教員と職員の利用の違いをカバーすべく、スケジュール共有を実現した方法と、その効果について報告します。
- 12:30
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第24回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(1/14オンライン開催)
- 12:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
丸山 洋司 文部科学省文部科学審議官
| 映像
- 12:35 海外事例(米国)
3.「フロリダ大学における新型コロナウィルスへの対応〜米国州立総合大学の事例〜」
魚立 康夫 フロリダ大学教養学部言語文学文化学科上席日本語講師
| 映像 資料
概要
フロリダ大学は米国フロリダ州ゲインズビル市に位置する学生数50,000人以上、教員約5,000人を抱える州立総合大学である。本校はコロナウィルス・パンデミックの影響を受け、2020年3月に対面授業を遠隔授業に切り替え、2021年1月よりハイフレックスモデルを導入する。本発表では、本校のコロナウイルスへの対応と対策を紹介し、日本語プログラムがZoomそしてCanvasという学習管理ステムを使い、どのように遠隔教育に移行したのかを説明する。
- 12:50 基調講演
4.「コロナ禍での高専教育の取組と今後に向けて」
谷口 功 独立行政法人国立高等専門学校機構理事長
| 映像 資料
概要
高専では、新型コロナ禍の中で、様々なコロナ対策を講じながら、遠隔授業を開始するとともに、その良さを十分に活用しながら対面授業とのミックスを早期に実現してきた。その取り組みの一端を紹介させていただきたい。現時点で幸い、全国の5万数千人の学生および非常勤職員を入れた教職員1万人弱の中での感染者は極めて少なく推移している。最近の家庭内感染の増加により、15名ほどの感染者が出たが(学内での感染者は1名)、全て軽症で回復している。これまでの様々な経験を活用して、今後、ポストコロナ時代に向けて、新しい質の高い高専教育・研究活動を推進するための様々な取り組みの一端についてもお話しさせていただきたい。
- 13:05 文部科学省
5.「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(Plus-DX)について」
服部 正 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(Plus-DX)の公募内容についてご説明します。
- 13:20 学生の声
6.「崩壊する大学 -集団教育から個別化教育へ-」
宮地 貴士 秋田大学医学部医学科 5年次学生
| 映像 資料
概要
私は新型コロナウイルスにより従来型の講義が無くなったことを大歓迎している。出席目的で大学に行き、インターネット検索すればわかるような課題を解く必要がなくなったからだ。時間に余裕が生まれ、秋田県における交通事故予防を目的とした研究や国家非常事態における財政に関する研究を開始した。人は自分の頭で考え、本気で物事に取り組み、試行錯誤を繰り返すことで成長していく。そのような場を創造し、必要な資源や人脈を提供するのが大学の本来あるべき姿だ。Withコロナの新時代に、これまでの講義を単にオンライン配信するなどの取り組みは論外だ。社会のニーズに基づく、柔軟な高等教育の在り方を一緒に考えたい。
- 13:35 デジタルトランスフォーメーション
7.「東海国立大学機構のビジョンと取り組み」
宮川 勉 国立大学法人東海国立大学機構総務部長
内藤 幸二 国立大学法人東海国立大学機構総務部総務課/名古屋大学管理部総務課総務係長
中江 智 国立大学法人東海国立大学機構総務部総務課/岐阜大学管理部総務課広報係長
| 映像 資料
概要
人口減少・高齢化・地域間格差・DX展開等の社会構造の変化への対応・発展へ寄 与するため、地域競争貢献力と国際競争力の同時達成を目指す新たな大学モデル「東海国立大学機構」が設立された。我が国初の一法人複数大学として、機構長、大学総括理事、副学長等間の徹底し た意思疎通とガバナンスの下、地域人材育成の核・知的成果創出の拠点ともなるべく教育研究拠点を整備し、部局対話(縦糸)、領域対話(横糸)等あらゆる対話・合理化・効率化を推進している。ウェビナーや事務組織集約、デジタル化・リモート化・省力化に取り組み、生産性向上、ワークライフバランス実現等の働き方改革も急ピッチです。東海地域の大学・産業界・地域発展の好循環モデル形成のためこれからもチャレンジし続けます。
- 13:48 ハイブリッド
8.「オンラインと対面を組み合わせた初年次教育の取組み」
澤田 忠幸 石川県立大学教養教育センター 教授/センター長
| 映像 資料
概要
石川県立大学では,初年次教育科目(必修)として,1年生前期に生物資源環境学社会生活論(「社会生活論」)を開講している。本授業では,協同学習の考え方を基盤し,学生自身がグループワーク等の体験とふり返りを通じて,自ら学ぶスキルを身につけること,大学での学習目標を見つけることを目標としている。また、学科を超えて相互に学びあうことで,コミュニケーション力や自己効力感等の汎用的技能を育成することを意図している。 本発表では,コロナ禍でのオンライン授業で,ハイフレックス型授業で行った初年次教育の取り組みとオンラインを用いたコミュニティ作りの重要性について報告する。
- 14:01 helpデスク
9.「オンライン授業の問い合わせ対応におけるクラウド型ヘルプデスクツールの活用」
森村 吉貴 京都大学情報環境機構准教授
竹村 治雄 大阪大学サイバーメディアセンター教授
| 映像 資料
概要
ICT関係のヘルプデスクの需要はオンライン授業の導入により激増した。ヘルプデスクの対応をメールで行う場合、メールソフトだけでは担当者の振り分けや案件管理が効率的でないという問題がある。京都大学と大阪大学はクラウド型ヘルプデスクサービスのZendeskを導入することでその問題に対処し、オンライン授業の特設窓口を迅速に立ち上げ、効率的な運用を行うことができた。本講演では、両大学のZendesk導入の事例紹介と将来的な発展可能性について紹介する。
- 14:14 働き方改革
10.「続 東京大学職員のニューノーマルを目指して」
稲垣あずみ 東京大学 新しい日常における職員の働き方検討ワーキングチーム/人事労務部門リーダー(本部労務・勤務環境課一般職員)
佐藤 寛也 同 環境整備・事務スマート化部門リーダー(本部総務課一般職員)
小田部 幹 同 環境整備・事務スマート化部門 (定量生命科学研究所一般職員)
| 映像 資料
概要
12月25日(金)第23回シンポジウムでの報告の続編となる。前回の報告で紹介しきれなかったワーキングチームの取り組みや提言の内容に加え、その後の学内の現状を報告する。 若手職員を中心に「東京大学職員のニューノーマル」の理想像を検討する学内ワーキングチームが作成した提言は、11月に学内公開に至った。公開と同時に職員からの意見・コメントを募集したところ、500件近い多くの意見が寄せられた。また、提言で述べた施策のうち、いくつかは具体的な導入に向けて担当部署での検討が進められている。
- 14:29 ラーニングアナリティクス
11.「学習ログデータから見る前期と後期のオンライン授業の様子」
谷口 雄太 九州大学情報基盤研究開発センター助教
| 映像 資料
概要
九州大学ではコロナ禍への対応として、2020年5月以降多くの授業がオンライン授業の形態をとっている。オンライン化により弊学の学習支援システムM2Bはフル活用されている状況にあり、前年度と比較して2倍を超えるコースで利用されている。本講演では学習支援システムから得られた学習活動ログデータの分析を通して、前期と後期の授業の比較を行いながら、今年度の九州大学におけるオンライン授業の様子について紹介する。
- 14:42 海外事例(スウェーデン)
12.「スウェーデン・ウプサラ大学経済学部の新型コロナウィルス第二波への対応とハイブリッド講義の実践」
奥山 陽子 ウプサラ大学経済学部助教授
| 映像 資料
概要
本講演では、スウェーデンのコロナ禍における大学教育政策や、大学教育に対する需要の増加、そして第二波への対応を概観する。また、ウプサラ大学経済学部における2020年度秋学期開始当初のハイブリッド講義導入や、第二波を受けた完全オンライン化への再切替えの経緯を説明する。最後に同学部修士課程一年生向けのオンライン授業の実践と課題を紹介する。
- 14:57
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第23回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム~遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(12/25オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
白間 竜一郎 文部科学省高等教育局私学部長
| 映像
- 10:35 海外事例(フィリピン)
3.「遠隔授業におけるアテネオデマニラ大学の取り組み」
Ty Jayzon アテネオデマニラ大学情報科学科 教員
| 映像 資料
概要
アブストラクト:フィリピンでは、2020年3月から新型コロナ禍によって対面授業が中止され遠隔授業への転換が必要になった。但し、情報通信技術(IT)にアクセスが限られている生徒や教員がいるため、学生や教員の一部にとってオンライン授業に参加するのは困難である。本講演では、遠隔授業への転換におけるアテネオデマニラ大学の取り組を紹介する。また、デジタルディバイドの問題についても簡潔に紹介し、デジタルディバイド問題に対するアテネオデマニラ大学の対策法を共用する。
- 10:50 コロナ対策、公衆衛生
4.「大学における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策」
玉腰 暁子 北海道大学医学研究院社会医学系部門社会医学分野 教授
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルス感染症陽性者等の現状、国や北海道の対応と合わせ、北海道大学におけるコロナウイルス感染症拡大防止対策について、概説する。
- 11:05 障がい者への合理的配慮
5.「聴覚障害学生の参加を支援するオンライン授業のあり方」
白澤 麻弓 筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター 准教授
| 映像 資料
概要
従来、聴覚障害学生の多くは、ノートテイクやパソコンノートテイクなどの支援を通して授業に参加していた。しかし、コロナ禍のオンライン授業では、こうした支援が継続できない状況が生じるなど、支援から分断された学生も少なくない。本学は、聴覚障害学生のための唯一の高等教育機関として、オンライン授業下であっても聴覚障害学生が効果的に参加できる授業の形を求めて試行錯誤してきた。本発表では、そうした経験から得られたノウハウのうち、一般の大学でも利用可能な手段として、 視覚的な情報を届ける為の工夫や遠隔地からの文字通訳を可能にする手法について報告する。
- 11:20 ハイブリッド
6.「新設専門職大学でのオンライン教育への取り組み」
田代 秀一 開志専門職大学情報学部 教授/教務委員会副委員長
土岐 智賀子 開志専門職大学事業創業学部 講師
福田 稔 開志専門職大学事業創造学部 准教授
磯西 徹明 開志専門職大学情報学部 教授
| 映像 資料
概要
開志専門職大学は、2020年4月1日に新潟市に開学した新設校である。多くの教員が企業出身で大学での講義経験が無い中、約1ヶ月をかけてオンライン講義ノウハウ集・ガイドラインを作成し、学生を交えたリハーサル講義を一通り実施した後本番の講義を開始した。開始後もグループディスカッションへの対応や手書き課題の提出法、出席率の低下など、多くの課題が生まれては解決してきた。9月より対面授業へ移行したが、専門職大学の特色である企業実習については一部をオンラインで実施している。そのために校内に「会社の分室」を設けるといった工夫も必要であった。これら差し迫った環境下での取り組みの成果と課題について報告する。
- 11:32 ハイブリッド
7.「大規模なPBLと反転授業のオンライン化そして今後の展開」
井上 雅裕 芝浦工業大学 副学長/システム理工学部電子情報システム学科教授
| 映像 資料
概要
500名以上が履修する学部必修のPBLと講義の4科目(前期2科目、後期2科目)のオンライン化を実施した。PBLでは対面で実施していた3教室に分かれての47の学生班の活動、15名の教員の連携活動をオンラインで実現した。また講義科目(学生160名毎の4教室)をフルオンランの反転授業として実現した。これにより,学生の学修機会を保証するとともに,協働学修により学生同士のコミュケーションを促進させ,能動的な学修を実現した。併せて芝浦工大でのオンライン、ブレンディッド、ハイブリッド教育に関する教職学協働での取り組み、ポストコロナの授業形態、ブレンディッド教育の欧州成熟度モデルに関しても報告する。
- 11:44 デジタルトランスフォーメーション:RPA
8.「早稲田大学におけるRPAを中心としたDXの取り組み状況」
神馬 豊彦 早稲田大学人事部業務構造改革担当副部長兼情報企画部マネージャー(デジタルトランスフォーメーション推進担当)
| 映像 資料
概要
早稲田大学では、研究費管理・経理処理業務の集約に加え、2018年に稼働した新研究支援・財務システムにあわせてRPAの導入を進めてきた。取り組みの中では、RPAとAIやOCR、ルールエンジンとの組み合わせにより、今コロナ禍において在宅勤務を阻害する要因のひとつとして挙げられている紙証憑や押印が必要な経理処理・人事申請業務のDXを推進している。本発表では、それらの取り組みの状況と今後の展開について紹介する。
- 11:56 働き方改革
9.「東京大学職員のニューノーマルを目指して」
稲垣 あずみ 東京大学 新しい日常における職員の働き方検討ワーキングチーム/人事労務部門リーダー(本部労務・勤務環境課一般職員)
佐藤 寛也 同 環境整備・事務スマート化部門リーダー(本部総務課一般職員)
北原 功樹 同 人事労務部門(教養学部等総務課一般職員)
| 映像 資料
概要
コロナ禍においては、多くの職員が在宅での勤務を余儀なくされた。多くの課題が明らかになった一方で、時間と場所の制約から解放された、新しい働き方の持つ可能性にも気づくことができた。そこで、今回の経験を活かして職員の働き方の理想像を検討するため、担当理事の下に若手職員を中心にしたワーキングチームが設置され、提言をまとめた。すべての職員にとって働きやすい環境を実現することで、職員の自己実現と組織の高い生産性を両立できるような新しい働き方、「東京大学職員のニューノーマル」の理想像を実現させたい。そのための課題について6つの観点から分析し、ワーキングチームの活動等とあわせて報告を行う。
- 12:11 ラーニングアナリティクス
10.「コロナ禍を超えて ~教育のパラダイムシフトを目指して」
宇佐川 毅 熊本大学 理事・副学長
| 映像 資料
概要
今年3月以降のコロナ禍対応では、平成28年4月の熊本地震との比較しながら具体策講じてきた。地震は、第一週の講義が終わった金曜日に発生しており、新入生もSingle Sign Onシステムが利用できた。今回は極限られたオリエンテーション後に遠隔授業の実施を開始したにも関わらず、新入生を含め学生はスムーズに新しい環境に対応してくれたが、教職員の負担は想定を超えていた。その一方、アンケートからは遠隔授業に一定のメリットを教員・学生双方が感じていることも明らかになった。学習支援システムを活用した学修分析や、講義ビデオの新たな活用などコロナ禍の経験を活かすことで、教育のパラダイムシフトへと繋げたい。
- 12:23
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第22回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(12/11オンライン開催)
◆ドキッと驚くコロナ禍を乗越える超逞しい学生からの発表◆
- 12:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:32 ご挨拶
2.「ご挨拶」
矢野 和彦 文化庁次長
| 映像
- 12:35 米国事例
3.「サウスカロライナ医科大学における新型コロナウイルス感染拡大に対する対応と遠隔―対面教育の実践」
杉 雪子 サウスカロライナ医科大学医学部再生医学/細胞生物学科 准教授
| 映像 資料
概要
サウスカロライナ医科大学 (MUSC) は米国東南部、サウスカロライナ州チャールストン市ある6つのCollegeからなる医歯薬系の研究大学である。COVID-19 感染拡大に対する本学の対応と対策、学生支援の状況、Spring Semester (春学期)における全面遠隔授業、Fall Semester (秋学期)における遠隔―対面ハイブリッド型授業と実習の実施状況について報告する。合わせてCOVID-19感染拡大下における基礎医学研究継続の状況についても紹介する。
- 12:50 香港事例
4.「香港教育大学におけるオンライン化の現状について」
片岡 新 香港教育大学 言語学及び現代言語科 助教授
| 映像 資料
概要
本講演では、まず香港の教育界におけるオンラインの使用状況が香港の特殊な社会事情により2019年度後半から徐々ながらスムーズに普及してきたことを紹介する。次に香港教育大学(EdUHK)における大学の活動が現在すべてオンライン化している現状を報告する。具体的には、教員としてはワークショップ・職員会議・採用面接がZoomを使って、また学生としては授業・論文指導・試験がすべてMoodleやZoomを使って行われている。また大学からの技術面やオンラインのサポートや学生の学びに対する評価調査などについて言及する。 最後に大学からの技術的サポートや教員及び学生へのオンライン教育に対する評価調査などについて言及する。
- 13:05 学生の講演
5.「学生の視点で考えるコロナ禍での課題とその解決策 〜学生のQOL(quality of life)を高めるために〜」
露口 啓太 金沢大学医薬保健学域 創薬科学類 3年
| 映像 資料
概要
コロナ禍において多くの学生は大学に登校することができず、人と交流する機会の欠如、オンライン学習への適応など様々な課題に直面してきた。私自身米国留学を経て復学した今年度当初は孤独感ややりたいことに挑戦できないもどかしさに苛まれていた。こうした課題を解決するため、私はITスキルや学部内コミュニティの形成による学習環境の効率化、オンラインチームでの事業開発、オンラインイベント・コミュニティ形成等を行ってきた。こうした経験を基に本講演では、自身や周囲が直面している課題を認識し解決に向け周囲を巻き込みながら行動をするという姿勢が学生自身のQOLを高めるための1つの要素となりうることを提案する。
- 13:20 著作権
6.「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)について」
岸本 織江 文化庁著作権課長
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う図書館の休館等により、インターネットを通じた図書館資料へのアクセスに係るニーズが顕在化したことを受け、今年8月から、文化審議会著作権分科会の下に専門のワーキングチームを設置して集中的に検討し、その後12月4日の法制度小委員会において中間まとめがとりまとめられた。そこでとりまとめられた、制度改正の方向性などについて報告を行うもの。
- 13:35 ラーニングアナリティクス
7.「BookRollのログ分析とラーニングアナリティクスを始めるには」
緒方 広明 京都大学学術情報メディアセンター 教授
| 映像 資料
概要
2020年4月以降、コロナ禍での京都大学の一部の講義では、デジタル教材配信システムBookRollを利用して、教材が提示された。本講演では、2020年4月から12月までの京都大学におけるデジタル教材配信システムBookRollの利用履歴データの分析結果を報告する。 次に、その分析結果を、教員や学生にどのようにフィードバックして、ラーニングアナリティクスを実践したか、について述べる。最後に、初等・中等・高等教育機関において、このようなラーニングアナリティクスをどのように始めるか、について提案する。
- 13:47 小学校の事例
8.「私立小学校におけるGIGAスクール構想を超えたオンライン授業を含むICT教育への取り組み」
茂木 俊浩 光塩女子学院初等科・iPadプロジェクトリーダー
| 映像 資料
概要
東京都杉並区の光塩女子学院初等科におけるオンライン授業の実態やICT環境を紹介します。本校は、文部科学省のGIGAスクール構想を満たしつつ、本校独自のICT教育を行う環境を構築しました。1年生から1人1台のiPadを持ち、毎日持ち帰って家庭学習でも利用しています。また、教職員は自宅からの授業が行えるようにリモート接続環境のためのノートパソコン、およびiPadの貸与があります。
- 13:59 ハイブリッド
9.「対面授業と遠隔授業による望ましい組合せの姿を目指して -授業アンケート結果による考察-」
丸山 和昭 名古屋大学教養教育院 准教授
小松 雅宏 名古屋大学教養教育院 准教授
栗本 英和 名古屋大学教養教育院 教授
| 映像 資料
概要
名古屋大学の教養教育院が春学期末に実施した全学教育での授業評価アンケートに基づいて、対面による授業方法と、オンラインによる授業方法の望ましい組み合わせについて検討する。具体的には、学生が実際に経験した授業方法についての質問と、学生が望ましいと考える授業方法についての質問への回答結果をもとに、実際に経験した授業方法と望ましいと考える授業方法の関係や、対面授業と組み合わせるオンライン授業の方法についての授業種別の違いについて報告する。
- 14:11 ハイブリッド
10.「H.323オンプレミス会議システムを活用したハイフレックス型授業(Webと講義室への同時ライブ配信およびオンデマンド配信による非同期学習)の試み」
大島 直樹 山口大学大学院技術経営研究科教授
岡本 和也 山口大学大学院技術経営研究科教授
| 映像 資料
概要
山口大学大学院創成科学研究科では大学院共通科目として、研究開発戦略論(必須科目)を開講している。当該科目の履修者数は多数(今期176名)のため、新型コロナウイルス感染症対策の一環としてWebexクラウドミーティングによるオンライン形式で授業を行っている。この度、講義室のオンプレミス型テレビ会議(H.323)システムとWebexを接続し、Webと講義室への講義の同時ライブ配信を試みた。さらに、講義の録画をオンデマンド配信し、非同期学習に対応した。本発表では、H.323システムを利用したハイフレックス型講義(ライブ配信、疑似対面授業およびオンデマンド配信)の可能性について報告する。
- 14:23 デジタルトランスフォーメーション:RPA
11.「コネクテッドユニバーシティ」の実現に向けた取り組みの現状について」
菅沼 拓夫 東北大学サイバーサイエンスセンター長・教授
藤本 一之 東北大学情報部オンライン業務推進課 課長補佐(兼)業務推進係長
| 映像 資料
概要
東北大学では、第2学期から対面とオンラインのハイブリッド型授業に主軸を置き、コロナ渦においても学修効果を低下させずに研究・教育活動を維持する取組みを精力的に行っている。一方でポストコロナ時代の新しい大学の在り方として「コネクテッドユニバーシティ戦略」を掲げ、教育・研究のみならず、業務系においてもDX推進を積極的に行っており、本年6月1日の「東北大学オンライン事務化宣言」以降、学内のDX推進体制の整備や業務分析・改革等を進めてきた。本発表ではそれらの取り組みの現状について、主に「3フリー」宣言の進捗状況、およびコロナ以前から進めているRPAの適用について紹介する。
- 14:35
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第21回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(11/20オンライン開催)
- 12:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
髙口 努 文部科学省大臣官房審議官(総合教育政策局担当)
| 映像
- 12:35 米国事例
3.「リモート・インストラクション環境下における言語教育の課題 」
相川 孝子 マサチューセッツ工科大学 Global Languages, Senior Lecturer
| 映像 資料
概要
本講演では、まず、マサチューセッツ工科大学(MIT)におけるリモート・インストラクションの導入経緯、新型コロナウイルスへの対応策を簡単に紹介する。次に、MITの中での言語教育の位置づけについて触れながら、言語教育という「人間のコミュニケーション」を前提とする授業におけるオンライン授業の課題に注目してみたい。ここでは、特に、現在本学で行っているオンラインによる日本語教育の現状について報告する。最後に、言語教育における今後のリモート教育導入の可能性、問題点などについても言及してみたい。
- 12:50 ラーニングアナリティクス
4.「PandA "Behind the Scene" 〜京都大学におけるLMSの現状とラーニングアナリティクスに向けた課題〜」
梶田 将司 京都大学情報環境機構 教授
| 映像 資料
概要
京都大学では,2012年度からオープンソースLMSである Sakai をベースとした学習支援サービス PandA の運用を開始し,2019年度には約 1,700科目が利用する重要な基幹システムとして運用されてきた.しかしながら,今回のコロナ禍を通じてその利用は大幅に伸張し,2020年度前期は約4,800科目がコースサイトを開設し,ピーク時で日々約14,000名が利用するという,京都大学のオンライン授業実施にとってミッションクリティカルなシステムとなった.本報告では, 2020年度前期および後期の利用状況をサービス提供を行っている立場からラーニングアナリティクス的な視点で報告する.
- 13:02 文部科学省
5.「文部科学省スキームDの始動について」
河本達毅 文部科学省高等教育局 専門教育課 科学・技術教育係長
| 映像 資料
概要
大学教育の価値を最大限に高め、学生中心の新しい学びを創造する「デジタライゼーション」を推進するため、大学教育のDXに挑むイノベーターを応援する「文部科学省スキームD」プロジェクトが形になり、まずはピッチ参画者の募集という形で始動することとなった。本講演では、スキームDの概念及び目指す姿と、ピッチ参画者の募集情報について紹介する。
- 13:17 ハイブリッド
6.「COVID-19下での基幹教育の取り組み」
谷口 説男 九州大学基幹教育院長・副理事・教授
| 映像 資料
概要
九州大学基幹教育は2020年度後期初年次科目のうち約20%を対面講 義により開講している.とくに基幹教育の掲げる「アクティブ・ラ ーナー育成」の根幹をなすPBL型科目である課題協学科目は,グループワークを中心とする科目であり,細心の感染予防対策を施す必要のある科目である.本講演では,後期に対面講義を開講するに至った経緯,対面講義を行う科目の特性,そのための感染予防対策,さらに遠隔講義での受講を希望する学生のためにとったハイブリッド型講義などについて報告する.
- 13:29 ハイフレックス
7.「学生が自分で自由に授業参画するハイフレックス型授業の実践例」
吉岡 卓 都留文科大学教養学部 特任准教授
| 映像 資料
概要
都留文科大学は教育系の大学として広く知られており,他大学に比べて実習系科目が多く,学生の履修科目数も多い事が特徴としてあげられる.まず初めに,前期終了後に行った大規模学生アンケートから見えてきた結果と課題について示す.その結果を踏まえたうえで,学生が自分で自由に授業を設計し,キャンパスカルチャーに触れていくにはどうしたら良いか,分散フレックス型授業の実践例を具体的に示しつつ,いくつかの工夫を紹介する.
- 13:41 アンケート
8.「オンデマンド型遠隔授業に対する大学生と教員の評価」
大橋 恵 東京未来大学 教授
| 映像 資料
概要
突然の遠隔授業を、学生と教員はどのように受け止めたのか?東京都内の小規模私立大学で、春学期フルオンデマンドで行われた講義科目に関して、学生に対して調査を行った。対象は、その学年の学生が多く履修しているオンデマド式講義であり、スライドを用いて音声ないし吹き出しで説明をしている授業の履修者だった。学生たちは、遠隔授業の便利さと明瞭さには満足しているが、一方向でモチベーションを保ちにくい点には不満を持っている。また、同一科目の話ではないため解釈には注意が必要だが、教員が考える理解度と学生が考える理解度にはずれが見られたことも、教務委員会が実施した教員対象調査の結果と比べながら、紹介したい。
- 13:53 非常勤講師
9.「英語以外の外国語担当非常勤講師のコロナ対応(大学、高校、中学)」
山崎 吉朗 東洋大学 講師、(一社)日本外国語教育推進機構JACTFL理事長
| 映像 資料
概要
今回のコロナ対応では、非常勤講師(以下、講師)の負担は大きかった。専任に対するような情報が学校から伝わらず、オンライン授業に対しての戸惑いは専任以上であった。複数の学校を兼任している講師の場合、LMSやweb授業のシステムなどは、学校毎に異なり、それぞれに対応した準備をせざるを得ず、膨大な時間を要する。フランス語の講師を複数の大学、高校、中学で勤めている私(発表者)の教え子達からは、学校に聞いてもよくわからない様々な問い合わせが来た。その為、情報を共有し、相談に応じるため、4月早々にはメーリングリストを作成し、援助を行ってきた。それについて報告する。
- 14:05 図書館
10.「コロナ対応から見えてきた図書館におけるDXの可能性」
本木 正人 早稲田大学図書館事務部長
| 映像 資料
概要
構内立入禁止による休館を余儀なくされた大学図書館では、電子資料へのアクセス環境やオンラインレファレンスを維持することに加え、図書・複写物の郵送サービスを立ち上げ、利用者のニーズに応えてきた。再開後、感染防止に細心の注意を払いながら段階的な機能回復に努めているが、この間の取り組みを振り返ると、やれていなかったことをやるきっかけになった、変化させていくべきことが加速されたという側面もある。早稲田大学図書館の事例を紹介しながら、コロナに気圧されるばかりでなく、図書館におけるDXが進む可能性に触れてみたい。
- 14:17 EU事例・ハイブリッド
11.「ABC curriculum designを用いたコース再設計−対面からハイブリッドへ」
千葉 早絵 エディンバラ大学日本学科 日本語講師
| 映像 資料
概要
英国スコットランドにあるエディンバラ大学では、学年度末に当たる4月に9月からの新学期はハイブリッド授業で行う決定がなされた。世界各地から集まる学生の様々な状況を考慮し、同期授業がなくても学修成果が達成できることを条件にコースを再設計する必要に迫られた。エディンバラ大学日本学科はUniversity College London が開発したコース(再)設計の手法であるABC (Arena, Blended, Connected) curriculum designを用いて、コース再設計を試みた。ABC curriculum designの特徴は、学修活動とその目的をAcquisition, Inquiry, Discussion, Practice, Collaboration, Productionの6つに分類し、学修過程を可視化する点である。本発表では、どのようにABC curriculum designを実践し、既存のコースをハイブリッドコースに再設計したかを報告する。
- 14:32
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第20回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(11/6オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
瀧本 寛 文部科学省初等中等教育局長
| 映像
- 10:35 ハイブリッド
3.「令和2年度秋冬学期の大阪大学の現状」
進藤 修一 大阪大学副学長(全学教育担当)/ 全学教育推進機構長
| 映像 資料
概要
大阪大学では、今後のウィズコロナの対面・オンライン授業併用に向け、教員向け「ブレンデッド教育とは」「ブレンデッド教育「ハイフレックス型授業実践ガイド」、学生向けに「ブレンデッド教育で効果的に学習する12のポイント」などのガイドラインを作成している。対面授業は各学部1年次専門科目、共通教育実験科目、工学部、理学部、医歯薬系学部をはじめとした各学部高年次科目で実施されている。学生向けに実施したアンケートの結果もふまえ、大阪大学の秋冬学期の現状を報告する。
- 10:47 ハイブリッド
4.「対面・遠隔のハイブリッド形式による100名超の情報処理演習」
栗木 一郎 東北大学電気通信研究所 准教授
坂本 修一 東北大学電気通信研究所 教授
| 映像 資料
概要
東北大工学部の1年生(約130名)を対象とするC言語のプログラミング演習における,対面と遠隔のハイブリッド形式の実践例を紹介する.まず教室の人数制限からクラスを3つのグループに分割して,ローテーションで1グループが対面,2グループは遠隔とし,授業はGoogle Meetによる同時配信を行っている.演習環境としてGoogle Cloud Shellを採用することで,対面でも遠隔でも同一の作業環境を確保した.対面と遠隔の質疑応答に対し最適にTAを割り当てる方法については,まだ試行錯誤の最中である。
- 10:59 ハイブリッド
5.「京都大学 2020年度後期の授業展開」
喜多 一 京都大学情報環境機構長・教授
| 映像 資料
概要
京都大学では COVID-19 に対して 10 月 1 日に活動制限レベルを 2(-)から1に下げて授業や課外活動などの制限を緩和した.授業は 10月1日から後期科目を実施しているため,必ずしもこの制限レベルに即応している訳ではないが,単に対面実施やハイブリッド実施を求めるだけでなく,前期科目の授業アンケートなど学生の意見もふまえ,オンライン授業の改善と対面・ハイブリッド実施の両面で取り組んでいる.ここではその現状を報告する.
- 11:11 ハイブリッド
6.「数学授業事例報告―moodle、zoom、自作ボード、YouTubeを利用した同期非同期ブレンド型講義―」
本田 あおい 九州工業大学情報工学研究院知能情報工学研究系准教授
| 映像 資料
概要
これまでは板書主体の数学授業を行ってきたが、ウィズコロナで突然のオンライン化に直面した。様々な制約の中で工夫を試みた数学基礎科目の事例を紹介する。いかにして遠隔講義で教育効果を保つことができるかを検討し、同期+非同期の両方を行うブレンド型の講義を採用し、使用したツールは、moodle、 zoom、PowerPoint、YouTube、そして黒板代わりに自宅で使うボードを自作した。不慣れなツールを使った奮闘や、これらの実際の効果と課題を紹介し、遠隔講義の今後の可能性を皆さんと考えていきたい。
- 11:23 ハイブリッド
7.「Facebookコミュニティを活用したオンライン授業の改善と改良型ハイフレックス授業の提案」
掛下 哲郎 佐賀大学 理工学部 情報部門・准教授
| 映像 資料
概要
Facebookグループ「新型コロナのインパクトを受け、大学教員は何をすべきか、何をしたいかについて知恵と情報を共有するグループ」は約2.1万人の大学教員を中心とするコミュニティである.2020年3月末の発足以来,オンライン授業の方法,各大学の動向,学生支援,教職員支援等に関する幅広い情報交換だけでなく,多様な専門分野を持つ大学教員の意見交換や相互交流の場として活発に活動している。本グループを通じて得た様々な知見やノウハウは,講演者が担当するオンライン授業の実践だけでなく,最近話題となっている対面授業再開問題への対応や,改良型のハイフレックス授業を検討する上でも大いに役立っている.
- 11:35 米国事情-ハイブリッド
8.「テキサス州のベイラー大学におけるCOVID-19対策とハイフレックス型言語授業の実践」
プレフューメ 裕子 ベイラー大学現代言語文化学科上席講師
| 映像 資料
概要
ベイラー大学は米国南部のテキサス州に位置する学生数約18000名の私立大学である。本来、学生同士や教員とのつながりを教育の重要な要素としており、対面授業を重視している。本発表では、コロナ感染終息の兆しが見えない米国における本学の新型コロナウィルス(COVID-19)対策、パンダミックの影響から行わざるを得なかった遠隔教育取り組みの現状、さらにハイフレックスモデルを導入した今学期の日本語授業実践の様子、学生の反応、今後の課題などについて報告する。
- 11:50 20回記念 コロナ対策
9.「自治医科大学における大学再開とオンライン講義の活用」
永井 良三 自治医科大学学長
| 映像 資料
概要
自治医科大学は、医学部と看護学部を合わせて学生数1100名余り、医学部は全寮制である。非常事態宣言後、4月9日に閉鎖したが、4月23日からすべてオンライン授業で再開した。また7月に検査陰性を確認後、学年ごとに入寮を始めた。8月には、様々な生活指導を行いながら、全員、大学へ復帰した。広大なキャンパスをもつ少人数の全寮制大学ではあるが、大学再開に至る経験を紹介させていただく。
- 12:05 ラーニング アナリティクス
10.「令和2年度前期におけるLMSの利活用状況」
重田 勝介 北海道大学情報基盤センター准教授・高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター副センター長
| 映像 資料
概要
北海道大学においては令和2年度前期の間、オンライン授業の全面実施によるCOVID-19感染防止対策を行った。本学では令和元年度末にLMSを含めた全学の教育情報システムELMSのリプレースを行った。本報告ではLMSの利活用状況から、本学における令和2年度前期のオンライン授業実施の特徴と傾向について考察する。
- 12:17
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第19回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(10/23オンライン開催)
- 12:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:32 ご挨拶
2.「ご挨拶」
中川 健朗 国立教育政策研究所長・国立情報学研究所客員教授
| 映像
- 12:35 米国事情
3.「米国ジョージワシントン大学におけるオンライン授業の実践」
辻岡 孝枝 ジョージワシントン大学東アジア言語文学学科日本語教育准教授
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、米国首都ワシントンでは10月上旬までとされていた非常事態宣言及び公衆衛生上の緊急事態宣言が本年度末まで延長された。安全確保のために教育機関がほぼ完全遠隔化している今現在、言語教育の現場から、海外留学生の多いクラスでのコミュニケーション重視のオンライン授業の実施方法や、成績評価や課題に使用するツールなどについて、ジョージワシントン大学の例を中心に報告する。
- 12:50 私立大学の事例
4.「ALを止めない!桐蔭横浜大学の目指すオンライン授業とは」
森 朋子 桐蔭横浜大学・副学長
| 映像資料
概要
桐蔭横浜大学ではコロナ禍において全13回オンラインを中心とした授業を行った。当初は講義動画に課題提示といった非同期型授業から始まったオンライン授業だが,桐蔭学園全体で推進しているアクティブラーニングをオンライン上でも展開するため,ZoomやMeet等を用いた同期型授業も用いるようになった。特徴的なのは学生がどのような学びを得ているのかを2回の学生調査で見取りながら進めているところである。この中でオンラインだからこその学びと課題が見えてきた。そこで2020年度後期に入り,オンライン授業の良さと対面ならではの学びを組み合わせたブレンド型学習に取り組んでいる。
- 13:02 初中
5.「教育データを活用した国語の課題作り」
中田 精 早稲田中学・高等学校 教諭
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概要
課題作りのための配信と対面授業のための配信をmoodleとbookrollを利用して実施した。その目的は生徒の読みの力をデータとして可視化し授業実践に活かすことにあった。二回の実践は課題作りのための配信→課題配信、課題作りのための配信→対面授業という指導過程である。データとして取り上げたのは教材の重要と思っている部分とわからない部分について、生徒が線を引いた箇所やその数、平均値で、それをもとに課題配信や対面授業を行った。
- 13:14 高等局
6.「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン、および大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブについて」
星 幹崇 文部科学省高等教育局専門教育課課長補佐
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概要
「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」(Plus-DX)及び「大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ」について、令和3年度概算要求の状況等について紹介する。
- 13:29 ハイブリッド
7. 「対面/オンライン混合授業実現のために越えたハードル」
角野 浩史 東京大学教養学部・准教授/学部長補佐
| 映像 資料
概要
東京大学教養学部前期課程(1・2年生)では、今年度Sセメスター(春学期)には全面オンラインで授業を実施したが、オンライン授業のストレスや大学生活を全く送れないことを嘆く学生の声を早くから認識し、Aセメスター(秋学期)での一部授業の対面実施を5月下旬から検討し始めた。時間割、WiFi環境、情報端末教室、学生PC用電源、対面授業のオンライン同時配信用の機材・授業運用方式などさまざまな課題の検討とそれらへの対応を経て、対面/オンライン混合授業を9月末から開始している。ここまでにクリアした課題(ハードル)と現状、今後の課題について紹介したい。
- 13:41 大学事例
8.「Facultyのレジリエンスを実現する「オンライン化相談室」の実践」
築地 達郎 龍谷大学社会学部 准教授・オンライン授業推進主任・コミュニティマネジメント学科主任
| 映像 資料
概要
新型コロナ禍は、非常勤講師の教育力に高度に依存せざるを得ない組織構造の脆弱性を表面化させた。今後ハイブリッド型などの授業運営が一般化/恒常化することを鑑みると、非常勤講師を含めた教員団総体(Faculty)として教育の質の向上を目指さねばならない。龍谷大学社会学部は授業の全面オンライン化に当たり、"ICT弱者"に当たる教員の誰一人も取り残さないという理念のもと、非常勤講師を積極的に包摂しながらFacultyとしての教育体制のレジリエンスを実現することに取り組んだ。そのためにユーザー指向のICT環境を手探りで整備しながら、ピア・トゥー・ピア(P2P)サポート体制を構築した。本報告ではその事例紹介を行い、今後の高等教育のあり方に関する考察を加える。
- 13:53 大学事例
9.「オンライン講義に新しい映像表現を組み込んだ遠隔的な技術演習の取り組み」
小池 武嗣 聖隷クリストファー大学看護学部 助教
| 映像 資料
概要
私の所属する看護学部は、医学系の学部と同様に、講義室での教授法だけでなく、医療器具を使用しての技術演習であったり、実際の患者と接する臨床実習など、さまざまな形態の授業があります。今回、コロナ禍の状況で、オンライン講義を余儀なくされましたが、様々な映像表現を組み合わせ、演習や実習の代替として、より臨場感のあるオンライン講義を実施してきました。秋から冬にかけても、オンラインが継続されることを想定して、さらに臨場感のあるオンライン講義の充実のための工夫を重ねております。現在では、①オンラインで保健師の視点を体験できる「赤ちゃん訪問」。②保育器に入っている未熟児のケアを体験できる「NICU観察システム」。③養護教諭過程のエピペン使用の児童の視点のオンラインVR体験。④CGを活用した訪問看護の対象者の自宅訪問の仮想体験。⑤周手術期の患者さんの観察をオンラインで体験する演習システムなどが施行されており、様々な工夫を凝らしたオンライン講義の一部をご紹介できればと思います。
- 14:05 EU事情
10.「コロナ禍におけるカールスルーエ工科大学の取り組み」
SAIER Tarek カールスルーエ工科大学 応用情報学/形式記述手法研究科博士課程
| 映像 資料
概要
コロナ禍におけるドイツの状況を簡潔に紹介するとともに、カールスルーエ工科大学での2020年度前期を振り返えり遠隔授業の取り組みについて報告する。また、研究グループ内のコミュニケーションにおける試行錯誤の経験を提示し、対面での試験の実施についても紹介する。
- 14:20 学生
11.「デジタルネイティブ世代の学生が大学のオンライン授業をサポートする 〜九州大学と東京大学の事例から〜」
野口 岳 九州大学21世紀プログラム4年
中條 麟太郎 東京大学教養学部2年・大学院情報学環教育部研究生
冨田 里奈 九州大学共創学部2年
新堂 風 九州大学システム情報科学府1年
德永 紗英東京大学教養学部2年
| 映像 資料
概要
コロナ禍におけるオンライン授業への突然の転換は、教職員にとっても学生にとっても経験したことのない難題であった。九州大学と東京大学では、学生を中心とするサポートチームが結成され、デジタルネイティブ世代の目線でオンライン授業の技術支援に取り組んだ。支援の一つとして導入したチャットサポートには、今もなお多くの利用がある。この発表では両大学の取り組みを比較しつつ、学生がポストコロナの大学運営に関わる意義を提起する。
- 14:32 LA
12.「ちょっとでいいので学習履歴確認の勧めと語学教育における学習履歴活用」
三石 大 東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター准教授
| 映像 資料
概要
コロナ禍の影響で多くの授業がオンライン化されたことで教員と学生とが顔を合わせる機会が減り、学生の様子や変化にも気づきにくくなっていることが予想される。一方、学習履歴を確認することで気づけることも多い。本報告では、学習履歴を確認することで防げたであろう失敗事例を紹介するとともに、一般に一人の教員が多くの授業を担当する必要のある語学教育において、学習者全体の学習状況の把握のために実施している学習履歴活用についても紹介する。
- 14:41
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第18回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(10/9オンライン開催)
- 12:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
松尾 泰樹 文部科学審議官
| 映像
- 12:35 米国事情
3.「トレド大学における新型コロナウイルス感染症に対応した教育の取り組みと言語教育現場の様子」
山崎 華純 トレド大学 世界言語文化学部日本語学科 准教授
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大が今もなお続く中、本講演では、オハイオ州北西部に位置するトレド大学のこれまでのCOVID-19対策や取り組み、また教育事情についての情報を共有する。また言語教育現場の教員という立場に基づき、現在行っているオンライン授業の様子や授業で使用しているツール, オンライン授業の可能性や問題点などにも触れつつ今後の展望を考えていく。
- 12:50 学術会議
4.「日本学術会議からの提言『教育のデジタル化を踏まえた学習データの利活用に関する提言~エビデンスに基づく教育に向けて~』の報告」
緒方 広明 京都大学学術情報メディアセンター教授
| 映像 資料
概要
コロナ禍でのオンライン授業への実施によって、情報端末や学習支援システムを用いて大量の学習データ( デジタル教材や学習ログなど)が蓄積された。しかしながら、これを教育改善や学習支援のために有効活用することは、あまり実施されていない。本発表では、そのために、2020年9月30日に学術会議からの提言された内容について報告する。
- 13:05 データ解析
5.「ログデータから振り返る今年度前半のオンライン授業」
柴山 悦哉 東京大学 情報基盤センター 教授
関谷 貴之 東京大学 情報基盤センター 助教
岡田 和也 東京大学 情報基盤センター 助教
| 映像 資料
概要
学習行動データを分析することで学習効果の向上を目指す研究や実践が,近年活発に行われている.一方,今年度の我々は,オンライン授業のやり方を試行錯誤で学んできた.これもまた学習である.ただし,激変した環境への適応のための学びであり,過去のデータから容易に予測できるようなものではない.こういう場合に,学習活動のログデータから何がわかるかを,実例に基づいて議論する.
- 13:17 アンケートデータの分析
6.「放送大学における2020年度第1学期Web面接授業実施報告」
青木 久美子 放送大学 教授
| 映像 資料
概要
放送大学においても、コロナ禍により、2020年度第1学期に全国の学習センターで開講される予定であった面接授業が一律閉講となった。しかしながら、学部生の卒業には一定数の面接授業科目受講単位修得が必要であるため、面接授業の代替措置としてWeb面接授業なるものを開講することになった。この報告では、代替措置として緊急に開講されたWeb面接授業を実施した教員と受講生のアンケート調査を基に、放送授業・オンライン授業・面接授業と並ぶ第4の柱としてのWeb面接授業の課題と可能性について考察する。
- 13:29 教員へのアンケート
7. 「遠隔講義実践から見えた「学生の学び」と「教員の意識」~山口大学の事例~」
林 透 山口大学 教育・学生支援機構教学マネジメント室 准教授
| 映像 資料
概要
地方国立大学である山口大学では、6月に学生向け・教員向けの大規模な遠隔講義アンケートを実施したほか、前期授業に関する学生授業評価アンケート及び教員自己評価アンケートにおいて遠隔講義関連した設問を臨時に追加して実施した。これらのアンケート集計結果から見える「学生の学びの実態」と「学生と教員の意識の違い」について紹介し、今秋以降の教育・学習の参考となる話題提供を行う。
- 13:41 ハイブリッド
8.「ハイブリッド方式の運用法に関する議論経緯:地方小規模校のケース」
古沢 浩 高知工科大学 環境理工学群教授・教育センター長
| 映像 資料
概要
6月下旬より、幾つかの専門委員会において定期的に、ハイブリッド方式の運用法に関する議論を行なってきた。運用法策定において直面した課題の多くは、感染拡大防止のために設定した数値目標の達成と、学生・教員の少数意見にも配慮したインクルーシブな制度設計との間のトレードオフを、どのように図るかという点に起因していた。当該議論を経て得た新たな気づきは、コロナ後のオンライン教育整備における力点の置き方を定める上でも示唆に富む内容だと考えている。
- 13:53 ハイブリッド
9.「看護学実習代替プログラムとして実施したハイフレックス型授業」
松原 まなみ 関西国際大学 保健医療学部看護学科 教授
| 映像 資料
概要
COVID-19により看護学生の臨地実習が全面中止となり、学内での少人数対面+遠隔授業を併用した授業への変更を迫られた。私が担当する母性看護学実習(2単位2週間)では、通常4日間/週×2週間の産科施設での臨地実習を、技術演習の授業のみを学内対面授業で行う[実習代替プログラム:学生一人当たり対面授業1日+遠隔授業4日/週×2週間]に変更したハイフレックス型授業(対面・オンライン同時併用)を実施した。ハイフレックス型授業は、同時に対面・遠隔学生の双方に配慮しながら、同じ質の効果的な授業を保証しなければならない高難易度の授業形態である。効果的な遠隔授業とするには授業デザインとともに、適切な機器の選択と調整が鍵となる。
- 14:05 事例紹介
10.「大学学部学生対象のオンライン授業で実施したコンピュータサイエンスアンプラグド」
和田 勉 公立大学法人長野大学企業情報学部企業情報学科 教授
| 映像 資料
概要
コンピュータサイエンスアンプラグドは対面で実施することを前提にデザインされており,筆者は以前から大学の授業で用いている.2020年4月からは初めて当該授業をオンラインリアルタイムで実施したが,CSアンプラグドをウェブサイトで実行するサイトの利用や,二人対戦ゲームをブレークアウトセッションで実行させるなどで,対面での実施した場合に近い教育効果を得るように工夫した.また正解が受講生ごとに異なるような工夫加えることで試験をオンラインで実施した.
- 14:17 事例紹介
11.「オンラインTBL(Team-based Learning)を用いたアクティブラーニングの試み:ハイブリッド型授業への展望」
山脇 正永 京都府立医科大学 教育センター長・教授
| 映像 資料
概要
本学では医学科1年生に対し入学後早期に医療の現場を体験する「Early Exposure(早期医療体験実習) I:患者さんの視点とチーム医療」を施行している。従来は現場実習と対面型のTBL(Team-based Learning)によるグループ学修方法であったが、本年は遠隔授業・実習及びオンラインTBLにより施行した。授業評価からは、学生の当事者意識の向上、事前学習による学びの深化、学修行動の変容等の結果が得られた。今後のハイブリッド型グループ学修による反転授業への応用の可能性について考察した。
- 14:29 事例紹介
12.「名古屋外国語大学の留学生による小学校バーチャル訪問の試み」
原田 邦彦 名古屋外国語大学 外国語学部英米語学科 教授
| 映像 資料
概要
サービス・ラーニングは単なるボランティアではなく、自ら地域社会の問題を見出し、他と協力して解決方法を探り、教室外で実際に解決のための活動を試みる教育方法である。ウィズコロナ以前は日本人学生と留学生で小・中学校を訪問し、ポスターやプロジェクターを使って発表し、子どもたちと外国語を使った異文化交流をしていた。ウィズコロナの現在、小・中学校を実際に訪問できない中、ビデオ会議システムを使ってバーチャル訪問することを試みた。それは子どもたちにとっても留学生・日本人学生にとっても非常に有意義な新しい体験であり、発見があった。その試みを報告する。
- 14:41 EU事情
13.「デンマークでのCovid-19影響下での(主に大学)教育の状況」
御手洗 菜美子 コペンハーゲン大学 ニールスボーア研究所准教授
| 映像 資料
概要
デンマークではCovid-19の影響で2020年3月中旬に突如すべての教育機関がロックダウンとなり、春〜夏のコペンハーゲン大学での教育はほぼ100%オンラインであった。その後規制は多少解除され、現在はハイブリッドの授業をすることが可能となったが、以前と同様にはできないことが数多くある。そのような中でもできる限りの教育効果をあげるため、どのような試行錯誤が行われているかを紹介したい。
- 14:56
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第17回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(9/25オンライン開催)
- 12:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
行松 泰弘 文部科学省大臣官房サイバーセキュリティ・政策立案総括審議官
| 映像
- 12:35 米国事情
3.「コロンビア大学教育学大学院の新型コロナウイルスに対応した教育の取り組みと今後の方針」
大喜多 優 サンドラ コロンビア大学教育学大学院Teachers College 准教授
| 映像 資料
概要
コロンビア大学教育学大学院(Teachers College) におけるCovid-19感染の急拡大に伴うロックダウンへの対応、緊急対応型遠隔授業から長期対応のオンライン教育への移行、学生や教員を取り巻く状況、偏見や差別への対策、遠隔でのコミュニティの意識醸成、そして現在に至るまでの取組状況を報告する。
- 12:50 香港事情
4.「香港の大学におけるオンライン授業の概要と実践」
望月 貴子 香港城市大学専業進修学院 Academic advisor/香港浸会大学ランゲージセンター Course Coordinator
| 映像 資料
概要
香港は民主化を求める若者による抗議行動の激化に伴い、昨年の11月に全教育機関の休校という事態に陥った。1月に入り授業が再開したものの、COVID-19の感染拡大に伴い休校措置が取られ再度オンライン授業が実施された。感染が収束した現在、今月28日から大学ではハイブリッド授業の開始が予定されている。情報が二転三転する中、どのような対策のもと現場がどのように対応したかを、語学系科目を担当する発表者の勤務先である大学のケースを中心に報告する。
- 13:05 文科省高等局
5.「大学等における後期等の授業の実施方針等に関する調査結果及び9/15付通知について」
服部 正 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
大学等における後期等の授業の実施方針等に関する調査結果(令和2年9月14日公表)の内容と9月15日付通知「大学等における本年度後期等の授業の実施と新型コロナウイルス感染症の感染防止策について(周知)」のポイントについて紹介する。
- 13:17 ハイブリッド
6.「理学部での取り組み,特にオンラインと対面を同時実施で行う学生実習について」
小亀 一弘 北海道大学大学院理学研究院 教授
| 映像 資料
概要
3密を避けて学生実習を行うにあたり,学生を2つのグループに分け,一方を対面で,もう一方をオンラインで同時に実施する方法がある。今回,北海道大学理学部においてこの方法で学生実習を行った経験をお話しする。この方法の問題として,実習の順序が変わること,対面で行えるのはメニューの半分であること,そして労力がかかることがある。従って,あらかじめよく計画を立てて実施する必要がある。
- 13:29 ハイブリッド
7. 「対面授業とオンライン授業の併用およびグループワークの改善事例」
田隈 広紀 千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科 准教授
| 映像 資料
概要
千葉工業大学ではオンライン授業を継続しつつ、オンラインだけでは十分な教育効果が得られない科目等を対象に、対面授業を再開している。グループ分けによる分散化、感染防止対策、教職協働による時間割の組み換え等を含めた対面授業とオンライン授業の併用事例を紹介する。また、オンラインコミュニケーションツールの「向き・不向き」と「何らかの欠落」の具体化を目的とした意識調査の集計結果を示し、対面とオンラインでの差異に基づく提言を紹介する。
- 13:41 教員へのアンケート
8.「教員から見たオンライン授業、京都大学での教員調査から」
山田 剛史 京都大学高等教育研究開発推進センター 准教授
| 映像 資料
概要
京都大学では2020年度前期,原則としてオンライン授業が展開された。オンライン授業に関する実態把握や教育改善に資する情報を得ることを目的に,前期授業の担当教員にアンケート調査を実施した(7月22日〜8月5日,教務情報システムを経由して依頼)。常勤・非常勤を含め1,182名(66.6%)の有効回答を得た。本講演では,a.選択されたオンライン授業のタイプ,b.授業準備や採点への関与,c.学生の学習効果に対する実感,d.オンライン授業で良かったこと・困っていること,e.オンライン授業についての今後の見込みの5点を中心に報告させていだく。
- 13:53 データ解析
9.「大阪大学における学習データの分析事例について」
竹村 治雄 大阪大学サイバーメディアセンター 情報メディア教育研究部門 教授
| 映像 資料
概要
大阪大学では、授業支援システムを2006年から全学運用しているが、メディア授業が全面導入された今年度と、それ以前の授業支援システムの利用状況の比較および、実際の授業での昨年度と今年度のログデータの比較分析等について紹介する。また、このような取り組みを今後推進する際に解決すべき課題について概観する。
- 14:05 データ解析
10.「オンデマンド型オンライン授業における学習活動分析の試み」
戸田 智基 名古屋大学情報基盤センター 教育情報メディア研究部門 教授
大平 茂輝 名古屋大学情報基盤センター 教育情報メディア研究部門 助教
後藤 明史 名古屋大学情報基盤センター 教育情報メディア研究部門 准教授
| 映像 資料
概要
名古屋大学では,2010年から,学習管理システム(LMS)NUCTを中心とした各種学習支援システムの開発・運用に取り組んでいる.2020年度春学期は,これらを最大限に活用し,オンデマンド型教材の使用を中心としたオンライン授業を全学的に実施した.本講演では,オンデマンド型オンライン授業における学習状況の把握に向けて,NUCTならびに動画配信システムのログに基づく学習活動分析を試行的に実施した結果について紹介する.
- 14:17 高校事情
11.「テキストマイニングによるエビデンスベースで4月21日から実施した214講座の"ちょっとだけ双方向"オンライン学習に係る教務運営」
大村 高敏 福岡県立戸畑高等学校教務部長
| 映像 資料
概要
臨時休校期間中の2020年4月21日から、"ちょっとだけ双方向(同期型)"のオンライン授業を6月までに214講座実施しました。導入に際して、対面で「見取る」ことができない本校生徒の学びに向かう力をマクロに把握するためにオンラインで収集できた自由記述型の学びの振り返りをワードマイニングを行い、匿名化・数量化しました。導入日と1週間後を数値化・比較しながら、エビデンスベースでオンライン学習を導入した福岡県立戸畑高等学校の教務運営の概要の一部をご紹介させていただきます。
- 14:29
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第16回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
遠隔・対面ハイブリッド講義に向けての取り組み(9/11オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
| 映像
- 10:32 ご挨拶
2.「文部科学省ご挨拶」
伯井 美徳 文部科学省高等教育局長
| 映像
- 10:35 遠隔・対面ハイブリッド
3.「with Corona時代の名古屋大学の授業実施方針」
藤巻 朗 名古屋大学副総長(教育・留学生担当)
| 映像 資料
概要
名古屋大学のCOVID-19に対する考え方が、感染拡大防止からwith Corona時代への適応に重心が移行したことに伴い、学生の声も参考に、秋学期の授業実施方針を見直した。対面授業は再開されるが、出席できる学生の定員は、教室の定員の半分となる。したがって、必要に応じオンデマンド教材の配信は続けていく。ポストコロナ時代においては、オンデマンド教材だけでなく、サイバー空間ならではの利点を生かした教育も積極的に導入されるものと考える。我々は、これをサイバー・フィジカル・ラーニングと呼び、秋学期はその入り口として、サイバー空間の教育(オンデマンド教材や同時双方向授業)と対面での教育のベストミックスを模索する期間と位置付けている。
- 10:49 遠隔・対面ハイブリッド
4.「大阪大学の新型コロナウイルスに対応した教育の取り組みと今後の方針」
進藤 修一 大阪大学副学長(全学教育担当)・全学教育推進機構長
| 映像 資料
概要
大阪大学はLMSを活用し、4月は学事暦通りに授業をスタートした。当初は新型コロナ感染拡大防止の各種制限をオンラインの活用でどう解決するか腐心したが、これはコロナ下で対面授業を再開する「キャンパスにおけるニューノーマル」の模索第一段階といえる。新入生向けには4月はじめに「阪大ウェルカムチャンネル」として学習・学生生活情報をYoutubeで発信、SNSを活用して双方向コミュニケーションも確保、緊急事態宣言解除後の6月には総長主導のもと、オンキャンパスで新入生歓迎会を実施した。同時にウイルス感染防止を徹底して2年生以上の実験・実習、学部高年次の研究室活動、少人数教育で条件が整ったものから対面授業を順次再開、学生生活のもうひとつの柱である課外活動についても7月にオンキャンパスでサークル合同説明会を実施し、課外活動も条件を満たしたものからキャンパスでの活動を再開させている。秋冬学期はオンキャンパスでの学びを保障するために対面授業再開を全学的に要請した。感染防止による各種制限はあるが、教育の本来あるべき「対面授業」という姿を損なわない、新時代の教育の可能性を模索することが今年度後半の本学の大目的である。
- 11:03 遠隔・対面ハイブリッド
5.「オンライン、ハイブリッド、そして新たな大学「コネクテッドユニバーシティ」へ 」
青木 孝文 東北大学 理事・副学長(プロボスト)
| 映像 資料
概要
コロナ危機は大学に対して大きな変革を迫っている。2月以降の危機対応、オンライン授業の展開、学生支援の緊急拡充などの実際と明らかになった課題についてご報告する。第2学期からは、対面とオンラインのハイブリッド型授業に軸足を置く方針である。その判断に至った経緯、学内での検討の様子などについてもご紹介する。今回の経験を踏まえ、DXの全学的推進を通して、多様なステークホルダーとともに社会価値を共創する新たな大学像を目指したい。大学経営の観点から、現在の率直な思いをお伝えしたい。
- 11:17 遠隔・対面ハイブリッド
6.「With Corona期の大学教育―九州大学の事例―」
安浦 寛人 九州大学理事・副学長
| 映像 資料
概要
前期の4900科目の遠隔講義の状況および、一部の実技などの対面教育の実情を示すとともに、秋学期に向けた対面と遠隔講義を組み合わせるハイブリッド化のための課題およびそれに対する工夫関する学内での検討状況を報告する。秋学期では、実験、スポーツ科目、語学などでの対面授業を計画している。
- 11:31 遠隔・対面ハイブリッド
7.「インターネットを活用した授業を運用するための支援体制 〜後期授業におけるハイフレックス形態の運用を視野に〜」
尾崎 拓郎 大阪教育大学情報基盤センター 講師
| 映像 資料
概要
大阪教育大学におけるオンライン授業の支援体制について,前期授業期間の実施内容の振り返りを踏まえて,後期授業の方針とその支援体制について報告を行う。とくに対面参加と遠隔参加を同時に行った場合の授業方式(いわゆるハイフレックス方式)について,学内でもその授業方式のニーズは高いことがわかっているが,前期授業開始時と同様に授業者・学習者ともに授業参加に向けた習熟を要することが予想される。そのため,前期授業期間に実施した,後期に向けた試行授業の実践報告を踏まえて,そこから見えた課題とどのような授業支援を行っていくべきなのか,その方法についての構想を報告する。
- 11:45 遠隔・対面ハイブリッド
8.「東京大学のCOVID-19感染防止と教育の両立に向けた試み」
福田 裕穂 東京大学理事・副学長
| 映像 資料
概要
教育は最も大事な大学の使命であり、どのような状況下でも教育を止めるべきでない。東京大学はいち早くオンライン授業に取り組み、S1/S2ターム(夏学期)の授業はすべてオンラインで実施してきた。With coronaの状況が長く続くと予想される中で、東京大学はeラーニング、3密・感染モニタリング、感染検査体制の整備を含む感染防止対策を強化し、その下で、9月下旬から始まるA1/A2タームの授業を設計した。そこではオンライン授業を主としながら、対面・オンライン混合授業を交えながら教育を行うこととしている。本講演では,東京大学でのこの両面の取り組みを紹介し、今後のオンライン教育の議論の一助としたい。
- 11:59 遠隔・対面ハイブリッド
9.「ハイフレックス型授業実施のための技術的検討と支援に向けて」
中村 素典 京都大学情報環境機構 教授
| 映像 資料
概要
後期からは完全オンライン型授業だけでなく、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型授業も始めることが予定されている。京都大学では、高等教育研究開発推進センターと情報環境機構が連携しながら、「ハイブリッド型」と呼ばれている組み合わせ方を整理するとともに、特に実施の際のノウハウが要求される「ハイフレックス型」について授業担当者および教務担当者向けの説明会や体験会などを通じた情報提供を進めている。本発表では、前期の完全オンライン授業の実施状況を簡単に振り返るとともに、「ハイフレックス型」で実施する場合に把握しておくべき注意点について簡単に紹介する。
- 12:13 遠隔・対面ハイブリッド
10.「早稲田大学におけるオンライン/ハイブリッド教育」
笠原 博徳 早稲田大学 副総長/理工学術院教授
| 映像 資料
概要
早稲田大学において春学期に展開したオンライン教育(LMSをベースとしたオンデマンド、録画も併用したリアルタイム等)と学生・教職員へ向けたネットワーク接続支援、と秋学期に計画している実験/実習を主体とした対面教育とオンラインと対面とオンラインを併用したハイブリッド教育について紹介する。
- 12:27 遠隔・対面ハイブリッド
11.「新型コロナ渦での実習事例:遠隔授業と対面実習のハイブリッドの試み」
大山 拓次 山梨大学生命環境学部生命工学科准教授
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルス感染予防・拡大防止を念頭に置きつつ、実践・対面指導が重要となる実験実習について、演者が担当した生化学実習では、実験室立入時間が制限される中、如何に例年に匹敵する学びを提供できるか種々検討し、「遠隔授業と対面実習の組み合わせ」を試みた。特に対面実習では、受講者を少グループに分けて日替わりで実験を実施して3密を回避した。少ない日数で多くの実験を経験するため、調合済み試薬を配布するなど、各実験の効率化を図った。その結果、限られた期間で多くの経験を得るため、執着心を持って実習に取り組んでくれた一方、経験を重ねることが重要な技術取得には、やはり相応の時間を要することも判明した。
- 12:41
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
遠隔授業に関するアンケート調査結果について(9/14公開)
- アンケート結果
これまで本シンポジウムにご参加頂きました皆様に「遠隔授業に関するアンケート調査(8/21-22、9/4-9/6に実施)」を行いましたので、その調査結果を公開いたします。ご協力くださいましてありがとうございました。
| アンケート調査結果
【第15回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(9/4オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:32 ご挨拶
2.「ご挨拶」
池田 貴城 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)内閣官房教育再生実行会議担当室長
| 映像
- 10:35 アメリカ・MIT
3.「新型コロナウィルス後の教育:何が起こるか、何が起こるべきか」
宮川 繁 マサチューセッツ工科大学 オープンラーニング担当副学部長・教授(言語学)
| 映像 資料なし
概要
新型ウィルスのため、世界中で10億以上の人々がオンラインで学習している。これはコロナ禍後の 教育にどのような影響を与えるだろうか。 これに関して2つの課題を取り上げる。
•教育への新たな関心
•社会的不平等がオンライン学習に与える影響
- 10:50 メキシコ
4.「メキシコの新型コロナの被害状況 - オンライン講義 & デジタル・ディバイド」
Gerardo Ayala メキシコ・ラスアメリカス大学プエブラ校 電気情報機械学科 教授
| 映像 資料
概要
本発表では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うメキシコの被害状況とその対応、デジタルデバイドの状況を報告する。また、メキシコの初等中等教育及び大学の状況、教員のトレーニングなどについても紹介する。
- 11:05 バーチャレ
5.「バーチャル陸上大会 バーチャルディスタンスチャレンジの取り組みについて」
横田 真人 TWOLAPS TRACK CLUB代表
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルスの影響により、全国大会出場などの目標や檜舞台を失った全ての中高生に向けたバーチャルレースを開催することで、新たな目標や、陸上競技を楽しむ機会を提供することを目的に、バーチャルディスタンスチャレンジ(バーチャレ)を開催いたしました。「記録を記憶に残す夏。」というスローガンのもとに全国各地から1490人の中高生が参加をしました。本講演では、オンライン上のランキングシステムや動画共有システムといったデジタル面と測定会、ボランティアによる動画をみながらの記録計測などアナログ面を融合させた本取組について紹介いたします。
- 11:20 学生アンケート
6.「オンライン授業に関するアンケート結果の紹介」
田浦 健次朗 東京大学情報基盤センター長・教授
| 資料
概要
東京大学の2020年夏学期の, オンライン授業に関するアンケート結果について紹介する. 言われている課題負荷や, オンライン授業に対する評価について紹介する.
- 11:32 初中事例
7.「Face to Face の教育/学びのSide by Side」
鈴木 秀樹 東京学芸大学附属小金井小学校情報部長
| 映像 資料
概要
コロナウィルス感染防止のための長期休校期間中、東京学芸大学附属小金井小学校ではMicrosoftアカウントを全児童・教職員に配布し、Teamsを核としたOffice365を活用したオンラインによる学習支援を行った。その取り組みの中から見えてきたのは、これまでのFace to Faceを大切にしてきた教育の枠組みに対して、「学びのSide by Sideに寄り添う」という新しい視点を組み合わせることにより見渡せる新しい学校教育の地平であった。コロナウィルスへの対策次第でオンライン教育の機会は減るかもしれないが、オンライン教育から得られた知見は今後の教育にとって非常に大きなものであると考えている。
- 11:44 学習解析
8.「大阪大学における初年次情報教育についてーSaaSを用いたプログラミング教育の導入」
白井 詩沙香 大阪大学サイバーメディアセンター 講師
| 映像 資料
概要
大阪大学では、春学期に初年次必修の全学共通の情報教育科目を開講している。2019年度からは全学統一のカリキュラムとして、高度情報化社会の構成員として大学生にふさわしい情報社会の原理・本質・価値・限界・可能性等を理解し、これを使いこなす対応力を修得することを目的に、プログラミングをはじめとする演習とビデオ講義を組み合わせた授業を展開している。本発表では、プログラミング演習回を中心に、オンライン環境下でどのように授業を実施し、受講生の支援を行ったのかについて、受講生のアンケート結果とともに紹介する。
- 11:56 大学事例報告
9. 「九州工業大学工学部1年生向けの遠隔型物理学実験」
美藤 正樹 九州工業大学大学院工学研究院基礎科学研究系 教授
| 映像 資料
概要
九州工業大学工学部では第2Q, 3Q, 4Qに渡って、1年生向けの物理学実験(必修科目)が開講される。コロナ禍の状況の中、対面式への根強い拘りがあり、その方向性がなかなか決まらない中、短い準備期間で教材を作成し、MoodleとZoomを併用したシステムで遠隔型を試行した。学生同士で協力して実験を進められるわけではないことから、大学教員から一方的な情報発信をする非同期型ではなく、学生が物理学に対して興味をいだくように「教員の生の声」を大切にし、「講義と実験の中間を意識したスタイル」を模索した。種々の問題についてお話ししながら、最後に、次のステップとして考えている姿についてお話をしたい。
- 12:08 教育データ
10.「オンライン授業期の学習活動状況を、LMSのログから概観する」
隅谷 孝洋 広島大学情報メディア教育研究センター准教授
| 映像 資料
概要
従来、本学LMSは対面授業の補完的な働きを主な役割としていたが、今年度のCOVID-19対策によるオンライン授業実施の結果、多くの授業にとって教室そのものとなった。ここではLMSのログから、大学の授業がどのように概観できるかを検討したい。例えば、LMSログを分析することで、同期型、非同期型、課題集中型などさまざまなオンライン授業のパターンを見出す、と言ったことができないかを検討する。
- 12:20 教育データ
11.「海外におけるラーニングアナリティクスの事例紹介」
古川 雅子 国立情報学研究所 情報社会相関研究系研究系 助教
| 映像 資料
概要
オンラインコースでは、学習者の膨大な操作ログがシステム上に蓄積される。近年これらの学習行動に関連するログを収集・分析することで、学習における問題点を解決し教育改善に繋げようとするラーニングアナリティクス(LA)が国内外において注目されている。国・機関レベルでもLAに関する試みは行われており、本発表では、主に海外の事例について紹介するとともにNIIの取り組みについて紹介する。
- 12:32 ご挨拶
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第14回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(8/21オンライン開催)
- 12:15 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 12:17 文科省
2.「文科省ご挨拶」
杉野 剛 文部科学省研究振興局長
| 映像
- 12:20 オーストラリア
3.「技能重視の演習及び試験のオンラインサポート」
高塚 正浩 School of Computer Science, The University of Sydney、副学科長
| 映像 資料
概要
シドニー大学では3月に開始された1学期の5週目らか全科目にて完全オンライン化された。本発表では、コンピュータサイエンス学科にてプログラミングなどの技術中心の演習やプログラミングの技能試験をどの様にしてオンラインツールを用いてサポートしたかについて報告する。演習の授業でのサポートにおいては、いかにしていかにも隣で技術指導をしている感覚を与えるか、また、技術試験については、いかに学生の技能を正確に評価するかに重点を置き様々な様式を試した結果を報告する。
- 12:35 学生生活を豊かにするサークル活動への取り組み
4.「ニューノーマルの課外活動への試行錯誤」
永富 良一 東北大学大学院医工学研究科研究科長・教授/学友会体育部長
| 映像 資料
概要
東北大学では学友会という大学教職員・学生全員が会員の組織の傘下で課外活動が行われている。コロナ禍の課外活動は大学本部の新型コロナウイルス感染症対策本部策定BCP指針に則って緊急事態宣言後に段階的な再開を進めている。大学本来の教育活動を妨げるないことを必要条件として学内課外活動施設毎の指針を策定。SDを保ちウイルス伝播のリスクを最小化することが中心であるが、市中施設より厳しい制限の必要性について学生からさまざまな疑問が寄せられた。一つだけ成果を挙げているとすれば、週1回の時間無制限の学生のサークル代表者が参加するオンライン会議を開催し、その意見を反映させ再開を進めていることにある。
- 12:47 非常勤の先生方のご苦労
5.「前期の遠隔授業の現場とその課題――非常勤講師の場合」
木下 由紀子 神戸女子大学名誉教授、京都大学国際高等教育院非常勤講師、関西学院大学文学部および国際学部非常勤講師
| 映像 資料
概要
前期において非常勤講師(英語)として遠隔授業にかかわった経験をなるべく分析的に振り返り、遠隔授業の実施に際して、演習を主体とする語学関連科目を担当する非常勤講師が直面した問題(IT技術の習得、IT環境、授業準備とフィードバックにかかった過重な負担、孤立感など)について情報共有していただきつつ、非常勤講師が個人レベルでは対処しにくいが、おそらく教育機関としての大学が(短期的及び長期的に)提供しうる支援の形を考察する。
- 12:59 1年生への学生アンケート結果を読み解く
6.「北海道大学学部1年生を対象とした授業課題に関する調査について」
立花 優 北海道大学高等教育推進機構高等教育研修センターラーニングサポート部門特定専門職員
| 映像 資料
概要
本報告では、北海道大学において7月中旬に学部1年生を対象に実施した授業課題に関するweb調査について、結果の一部を紹介する。今春以降各大学においてオンライン授業が実施される中、全国的に大学生の課題負担感が話題となり、北海道大学でも課題の重さを訴える声が寄せられた。調査の結果、総学習時間の増加が確認され、学生の負担感をさらに増大させている要因として、生活バランスの困難、常に締切に追われる感覚、課題の意義への理解不足、コミュニケーション不足などが浮かび上がってきた。
- 13:11 電気実験
7.「自宅実験によるオンライン型回路演習」
久門 尚史 京都大学工学部電気電子工学科 准教授
| 映像 資料
概要
京都大学工学部電気電子工学科では、ノートPCに接続できる実験装置を1人1台貸与することにより、自宅で実験できる環境を構築し、学生個人の主体性を活かした学習に取り組んでいる。この演習では、自ら設定した課題を演習時間に制約されることなく自宅で実験を行うとともに、大学ではグループによる議論や発表会を実施する。今回、このような形の演習を完全にオンラインで行った結果を報告する。
- 13:23 大学事例報告
8.「香川大学におけるオンライン教育体制の構築・運用過程とDX化に向けた取り組み」
米谷 雄介 香川大学 DX化技術支援室室員/情報メディアセンター助教
| 映像 資料
概要
香川大学におけるオンライン教育体制の構築・運用過程について紹介する。学内情報基盤を所管する総合情報センターの視点から、円滑にオンライン教育体制に移行できた要因を考察する。また香川大学ではコロナ禍を契機として、DX化を加速させるべく、2020年4月にDX化技術支援室を設置した。DX化技術支援室では、教育DX、学生支援DX、業務DXの3つの支援グループを設け、高等教育機関の多様なステークホルダーに対する提供価値の最大化を目指してサービス/システムデザインを進めている。本発表では、教育DXの取組として津田塾大学とのオンライン合同ワークショップや、大学間/異分野交流の活性化を目的とした共立女子大学とのVR合同ゼミを紹介する。
- 13:35 大学事例報告
9. 「北星学園大学における非対面授業の実施とその支援」
金子 大輔 北星学園大学 教授
| 映像 資料
概要
北星学園大学は,札幌市に位置する学生数約4,200名の私立大学である.本発表では,本学における非対面授業(遠隔授業を含む)に関する取り組みについて,その実施方法と実際に行われた支援に焦点を当てて述べる.支援のための組織づくり,教員・学生に提供した資料,実施したFDやSD,実際の支援内容などについて,具体的な例を示しながら紹介する.また,学生や教員が非対面授業をどのようにとらえていたか,支援内容についてどのように感じていたかなどについても,アンケート結果をもとに紹介したい.
- 13:47 教育データの分析から判ること
10.「オンライン授業期間中の学習活動分析」
島田 敬士 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授
| 映像 資料
概要
九州大学で2020年度春学期に実施されたオンライン授業のうち,座学科目と演習付き科目における学習活動の分析結果を紹介する.また,2019年度に実施された同科目の対面授業時の学習活動との比較結果についても紹介する.
- 13:59 教育データの分析から判ること
11.「課題未提出者への自動メール送付と失敗から学ぶ指導について」
久保田 真一郎 熊本大学総合情報統括センター 准教授
| 映像 資料
概要
われわれが担当する情報リテラシー科目では,オンライン非同期で毎週の課題を課しており,学習者は締切前までにLMSへ課題を提出し,締切時間になると提出できなくなる.締切直後にLMSのデータベースから自動で課題の未提出者を抽出し,課題未提出という失敗を通して自らの時間を調整しながら学ぶようアドバイスのメールを送信し,指導教員に相談して課題を再提出するよう促した.これらの取り組みと担当教員の指導により,課題の提出率や確認テストの合格率が上昇したことについて報告する.
- 14:11 オンライン会議サービス
12.「オンライン会議サービスセミナー報告」
合田 憲人 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授/学術基盤推進部長
| 映像 資料
概要
オンライン会議サービス(Web会議サービス)は、コロナ期の一時的な利用にとどまらず、ポストコロナ期も含めて今後の情報基盤における必須のツールとなりつつある。国立情報学研究所では、大学等がクラウドサービスを導入するための支援として、オンライン会議サービスを提供する事業者6社を招いたオンラインセミナーを開催するとともに、NIIが作成したチェックリストを用いて各サービスの検証を実施した。本報告では、これらのセミナーや検証結果について報告する。
- 14:23 文科省講演
13.「遠隔授業に関するアンケート調査への協力依頼と新型コロナウイルス感染症対策事例の紹介」
服部 正 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
遠隔授業に関するアンケート調査への協力依頼とともに、感染症対策を実施している大学の好事例を紹介する。
- ご挨拶
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第13回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(7/31オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:33 文科省
2.「文科省ご挨拶」
寺門 成真 文部科学省総合教育政策局社会教育振興総括官
| 映像
- 10:36 文科省高等教育局からのメッセージ
3.「大学・高専の遠隔授業・DX化の推進施策に関する最新状況について」
服部 正 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
大学・高専における遠隔授業・DX化の推進施策に関する最新状況についてご説明する。今回は、本年度後期や次年度の各授業科目の実施方法に係る留意点(遠隔授業等の特例措置継続)、遠隔授業の環境構築に係る補正予算、遠隔授業通信環境の確保に関する最新状況(民間事業者によるデータ通信料無償化協力終了予定)、大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ(スキームD)の紹介、オンライン授業における障害のある学生等への合理的配慮(事例共有のお願い)、教育再生実行会議における検討(ポストコロナ期における新たな学びの在り方)などについてご紹介したい。
- 10:48 体育館での試験
4.「東北大学医学部の対面型試験の実施について」
石井 直人 東北大学大学院医学系研究科免疫学分野 教授/東北大学医学部医学科 学科長
| 映像 資料
概要
医学部では、医師国家試験を始めとする種々の医療従事者国家試験に合格させることが大きなミッションであるため、筆記試験による学力評価とその評価の学生へのフィードバックが不可欠である。そこで東北大学医学部では、感染防止対策を取った上で対面での筆記試験を令和2年6月8日から再開している。その対策として、本学医学部体育館に座席を2.3 m間隔で配置し、学生全員の検温、手指消毒を行うことなどが挙げられる。本講演では対面での筆記試験実施のための工夫や問題点について紹介する。
- 10:58 教員の気持ち(東北大)
5.「東北大学における「全学オンライン授業アンケート(教員向け)」」
串本 剛 東北大学高度教養教育・学生支援機構教育評価分析センター副センター長/准教授
| 映像 資料
概要
東北大学ではオンライン授業に関する学生,教員双方の実態と意識を把握・分析するため,6月11日から2週間程度の期間を使い,オンラインアンケートを実施した.教員を対象としたアンケート(n=1,023)の調査項目は,①教育状況,②生活状況,③ICT適性,④教育の充実度と今後の希望,⑤授業・運営体制に関する自由記述からなる.本講演ではこのうち,①及び④の結果を中心に,他の調査結果との比較も交えながら紹介し,現時点で認識されている課題について共有する.
- 11:10 学生の生活へのインパクト(九大)
6.「新型コロナウイルスの感染拡大下での学生生活アンケートの調査結果」
丸山 徹 九州大学キャンパスライフ・健康支援センター長/教授
| 映像
概要
新型コロナウイルス感染症は大学生の生活や心身の健康へもさまざまな悪影響をおよぼしていることが懸念される。そこでその実態を調査し、これからの学生の健康支援に活かすために本学の学生を対象に学生生活のアンケート調査を行った。その結果、学生の生活リズムは概ね規則正しく、7, 8割の学生は睡眠時間が適切で起床時間のリズムを守り、週1回以上運動をしていた。しかし「気分の落ち込み」は全体の4割、「興味・喜びの減退」は2割、「孤独感や孤立感」は約4割の学生が自覚しており、「悩みがある」と答えた学生も全体の約4割で、その理由は「勉学上のこと」「将来の進路こと」「経済的なこと」が多かった。体調不良があると答えた学生も全体の約半分で、その内容は疲労感やイライラ感、睡眠障害などメンタルヘルスと関連した内容が多かった。大学生活に満足している学生の割合は全体の半分に達せず、昨年の8割から大きく減少した。以上のように新型コロナウイルス感染症は学生生活にも深刻な影響を及ぼしている実態が明らかとなった。またこれらの結果は今後の健康支援に活かす必要がある。
- 11:22 非常勤講師に生まれる不具合
7.「授業のオンライン化と 非常勤講師 ー 京都大学の事例から」
喜多 一 京都大学情報環境機構長/教授
| 映像 資料
概要
授業のオンライン化の中で、忘れられがちな存在が非常勤講師の先生方です。複数の大学で教鞭を取られている非常勤講師は、授業のオンライン実施に際して、大学ごとに異なる LMS やビデオ会議システムを使うことを余儀なくされます。京都大学では、同一科目を全学規模で並行開講しなければならない教養共通教育の実施に際して、非常勤講師の方々に数多くの授業をお願いしています。今回の授業のオンライン実施について非常勤講師の先生方にとっての問題を考えてみたいと思います。
- 11:34 学生トーク
8.「学生によるオンライン授業サポートチャットの運用」
中條 麟太郎 東京大学教養学部2年・大学院情報学環教育部研究生
金子 亮大 東京大学大学院総合文化研究科修士1年
小松 寛弥 東京大学法学部4年・大学院情報学環教育部研究生
竹内 朗 東京大学工学部3年
山田 和佳 東京大学大学院工学系研究科修士1年
| 映像 資料
概要
東京大学ではオンライン授業の実施にあたって、全構成員を対象とするワンストップのトラブル窓口としてチャットサポートを運用している。チャットサポートでは、24時間利用できる自動応答と、学生オペレータによるリアルタイムな対応を組み合わせることで、教職員によるメール窓口のみでは持続可能な運用が難しかった迅速かつ綿密なサポートを実現した。本発表では、実際に運用にあたっている学生の立場から、チャットサポートの現状および課題を共有する。
- 11:46 教育
9.「初等中等教育における教育データの利活用の可能性と検討状況」
堀田 龍也 東北大学大学院情報科学研究科教授
| 映像 資料
概要
教育データの利活用への期待は大きい。高等教育においては,その可能性がすでに議論され,Learning Analyticsとして,多くの学生の学習行動の可視化によるリフレクション促進や授業改善などが検討されている。初等中等教育における教育データの利活用は大きく遅れているが,ようやく情報端末が行き届き,教科書や教材がデジタル化していく段階が到来する。初等中等教育における教育データ利活用の可能性や課題,政策の検討状況等について整理する。
- 12:01 初中の取組み
10.「オンライン学習でできること、できないこと」
小池 翔太 千葉大学教育学部附属小学校 教諭/ICT活用教育 兼 校務ICT化実行委員会 主任
| 映像 資料
概要
本校は,首相要請による臨時休業初日の2020年3月2日から約1か月間,全校児童約640名を対象にして,グループウェア「Microsoft Teams」を活用してオンライン学習を試行した。4月からは,オンラインで学級開きや授業開きを行うなど,本格的に導入した。 このように全校体制でオンライン学習に取り組むことができた理由の一つとして,情報活用能力育成のカリキュラム・マネジメントを,2019年度から「準専科教員」と各学級担任等とが連携して,推進してきたことにある。本発表では,これらのオンライン学習導入の経緯やできたことだけではなく,どのようなことができなかったかということまで,具体的に報告していく。
- 12:13 アジア事情(韓国)
11.「韓国の小学校から大学までのオンライン授業の実施状況と課題」
曺 圭福 韓国教育学術情報院主任研究員
| 映像 資料
概要
韓国もCOVID-19の影響で大学のほとんどの講義と小中高等学校の約半分の授業がオンラインになっている。非同期型で教授者中心のコンテンツ提示型が最も多いという調査結果から授業の質の低下が指摘されている。大学生からは授業料の払い戻しが求められている。そして、児童・生徒の一日の学習時間は昨年に比べて約半分まで低減されている調査結果もあり、学力の低下が懸念されている。オンライン授業に関する制度と情報化環境そして教師のオンライン授業力の向上などが迅速に取り組まれているが、まだその課題の解消には繋がってないように見伺える。
- 12:28 ドイツ事情
12.「新型コロナ禍におけるドイツの教育事情紹介」
越智 洋司 近畿大学理工学部准教授
| 映像 資料
概要
講演者は昨年度9月から現在までドイツ・リューベック大学に在外研究中である。本発表では、感染の急拡大に伴うロックダウンへの対応と、ロックダウン解除から現在に至るまでのリューベック大学ならびに他の教育機関での対応状況を報告する。また、官学が一体となったリューベック大学のコロナ対策医学プロジェクトについても紹介する。本発表を通して、新型コロナに対するドイツと日本の教育現場の対応の共通点や違いを感じとっていただければ幸いである。
- 12:43 ご挨拶
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第12回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(7/10オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:33 文科省
2.「文科省ご挨拶」
山脇 良雄 文部科学審議官
| 映像
- 10:36 米国事情:試験
3.「ノースカロライナ州立大学における遠隔教育の実践と次世代オンライン教育システムの開発(2)」
松田 昇 ノースカロライナ州立大学、コンピュータサイエンス学科教授
| 映像 資料
概要
ノースカロライナ州立大学 (NSCU) における遠隔教育への取り組みを実践と研究を交えて紹介する。COVID-19 の影響で遠隔教育が余儀なくされた状況で、全ての授業が学期の半ばで迅速に遠隔教育に移行された様子を概略紹介する。発表の後半では、本学における次世代オンライン教育システムの研究に関する最新の動向を紹介する。エビデンスに基づくコンテンツの作成を支援する人工知能技術の紹介、及び、それらの技術を用いて構築された適応的なオンライン教育システムに関する研究動向について紹介する。
- 10:51 アジア事情
4.「新型コロナウイルス影響でのタイの遠隔教育の対策」
Thepchai Supnithi National Electronics and Computer Technology Center (NECTEC)
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルスの影響で、Social distancingの対策が懸命に実行される。そのため、タイでは教育システムとして、遠隔教育を導入する必要になる。さまざまな対策を立て、オンラインツールを授業やテストを実現している。政府の対策に基づいて、それぞれの学校や大学が自分に合った教育の対策を考慮する必要がある。この発表はタイの状況 について、課題とその対策を説明する。
- 11:03 試験
5.「カメラモニタリング付きのオンライン試験に対する学生の不安や要望」
鶴見 太郎 東京大学教養学部准教授・学部長補佐
| 映像
概要
進学選択という「第二の入試」を抱える東京大学教養学部前期課程(1・2年生)では、対面での期末試験実施を見送る一方で、公正な試験実施のため、オンライン試験の際のカメラモニタリングの一部で導入することを決定した。学生にもガイドラインを提示し、相談会の機会も設け、現在準備を進めている。その過程で明らかになったカメラモニタリングを含むオンライン試験全般に対して学生が持つ不安や要望について、主要なものを紹介したい。
- 11:15 試験
6.「オンライン大学の挑戦 -東京通信大学の授業設計&システム-」
加藤 泰久 東京通信大学情報マネジメント学部教授
| 映像 資料
概要
今年で開学3年目となる、通信制のオンライン大学である、東京通信大学の2020年度1学期の取組状況を紹介する。4学期制なので、学事暦通り、4月9日に授業配信を開始し、6月13日に期末試験を予定通り終了した。学生は、実習及び演習の一部を除くほぼ全ての科目をオンライン、非同期で学ぶことができる。東京通信大学における授業の基本設計や学習管理システムでの配信方法、試験方法について述べるとともに、ドロップアウト率を下げるためのeメンタリングの取組について紹介する。
- 11:27 学生に係るデータの取り扱い
7.「学習データの利活用ポリシーの必要性とその策定について 」
上田 浩 法政大学情報メディア教育研究センター教授
| 映像 資料
概要
近年、多くの高等教育機関には、教育・研究・経営を支援する、さまざまな情報システムが導入され、各システムにはログデータが蓄積されるに至っています。こうしたログデータは、「ビッグデータ」というスケールに到達しつつあると推測されますが、統計もなく、一部のデータが限定された目的に使用されるにとどまっています。ラーニングアナリティクスに代表されるように、こうしたデータは異次元の大学改革や教育改善をもたらすものと期待が高まる一方で、その多くがパーソナルデータであるということから、各機関ではその利用に慎重にならざるをえず、改正個人情報保護法でうたわれた適切な利活用と流通には二の足を踏んでいる状況です。本講演は、教育・学習データの利活用ポリシーの海外を含めた動向を紹介し、我が国におけるひな型の策定の取り組みを紹介します。
- 11:39 学生の気持ち
8.「九州大学のオンライン授業に関する学生アンケート(春学期)について」
野瀬 健 九州大学基幹教育院 教授
長沼 祥太郎 九州大学教育改革推進本部 講師
| 映像 資料
概要
本報告では、九州大学において2020年6月上旬に全学生を対象に実施したWebアンケートの結果を発表する。アンケートには5,000名弱の学生から回答があった。オンライン授業の代替可能性や今後の継続的な実施に関しては、想定以上に肯定的な回答が得られ、特に学部生においては、2年生から4年生は、新入生に比べて肯定的であった。一方でコミュニケーションの確保、課題の量の多さ、プライパシーへの配慮等、オンライン授業の実施において検討の必要な課題も明らかとなった。
- 11:49 オンライン会議サービス
9.「オンライン会議サービスを選ぶためのチェックポイント」
合田 憲人 国立情報学研究所アーキテクチャ科学研究系教授/学術基盤推進部長
| 映像 資料
概要
遠隔授業や学会のオンライン開催に必須のツールであるオンライン会議サービス(Web会議サービス)へのニーズが高まっている。国立情報学研究所では、大学等がクラウドサービスを選ぶためのチェックリストの作成とクラウドサービスの検証を進めており、オンライン会議サービスを対象としたチェックリストを作成した。本報告では、遠隔授業等に利用するオンライン会議サービスを選ぶためのポイントについて、チェックリストやオンライン会議サービス事業者への調査結果も含めて報告する。
- 休憩
リラックスタイム
- 12:09 高専事例
10.「高等専門学校におけるCOVID-19対応:遠隔授業、部分開寮、分散登校、実験・実習 - 熊本高専の例 -」
荒木 啓二郎 熊本高等専門学校校長
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概要
高等専門学校(高専)は、国立51校、公立3校、私立3校の合計57校が全国各地にあり、地域性も含めてそれぞれ特色ある教育・研究活動を展開している。本科では15歳から20歳までの5年間、実験・実習を重視した実践的な専門教育を行っている。キャンパス内には寮が完備されており、多くの学生が寮で生活している。この度の COVID-19 への対応として遠隔講義を実施するにあたっては、高専特有の事情を考慮しなければならないが、ここでは一例として、熊本高等専門学校の状況を紹介する。
- 12:19 初中の取組み
11.「県域同一ドメインによるクラウドサービスの運用及び利用」
小崎 誠二 奈良県立教育研究所主幹
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概要
奈良県教育委員会は、奈良県内の国公立学校において、同一ドメインでG Suite for Educationを利用できる環境を用意し、児童生徒及び教職員アカウントを付与した。これにより、奈良県内の国公立の小中高特別支援学校のすべての児童生徒と教職員が共通のクラウドプラットフォームで教育活動を行う環境が整った。
また、1人1アカウントをベースにした情報端末の整備を、全市町村教育委員会が参加する協議会を立ち上げて、県域の共同調達として実施。GIGAスクール構想の実現や、新型コロナウイルス感染症対策のための休業等の措置ついても、県域で対応する体制を整えた。それらの運用と利用について背景とともに紹介する。
- 12:29 ご挨拶
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第11回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(6/26オンライン開催)
- 10:30 ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 10:33 文科省
2.「文科省ご挨拶」
菱山 豊 文部科学省科学技術・学術政策局長
| 映像
- 10:36 海外事情
3.「ノースカロライナ州立大学における遠隔教育の実践と次世代オンライン教育システムの開発」
松田 昇 ノースカロライナ州立大学、コンピュータサイエンス学科准教授
| 映像 資料
概要
ノースカロライナ州立大学 (NSCU) における遠隔教育への取り組みを実践と研究を交えて紹介する。NCSU では、COVID-19 により学びの機能が縮小される以前から遠隔教育に積極的に取り組んで来た。また、COVID-19 の影響で遠隔教育が余儀なくされた状況で、全ての授業が学期の半ばで迅速に遠隔教育に移行された。これらの概要を紹介する。発表の後半では、本学における次世代オンライン教育システムの研究に関する最新の動向を紹介する。特に、適応的なオンライン教育システムの構築、及びエビデンスに基づくコンテンツの作成支援に関する研究について紹介する。
- 10:51 学生の気持ち
4.「ICTを利用した教育を振り返る」
藤巻 朗 名古屋大学副総長(教育・留学生担当)
| 映像 資料
概要
名古屋大学では、COVID-19拡大防止措置の一環として、全学教育を担う教養教育院が、実験実習を含めて、春学期すべて教室での対面講義を中止し、ICTを利用した授業に移行している。学生の通信環境等を考慮し、当初からデータダイエットを念頭に起いた音声付パワーポイントによる授業を推奨してきた。加えて、必要に応じ、Web会議システムを使った同時双方向型の授業も行っている。約2か月が経過した時点で、学部1・2年生約4500名ならびに教養教育に携わる教員660名を対象としたアンケートを行った。その結果から見えてくる利点と課題について報告する。また、現在考えている評価の方法についても簡単に触れる。
- 11:03 新入生の気持ち
5.「東北大学のオンライン授業に関するアンケートについて」
松河 秀哉 東北大学高度教養教育・学生支援機構講師
| 映像 資料
概要
本講演では、東北大学で主に1年次の学生を対象に行った、オンライン授業に関するアンケートの概要と結果の一部について報告を行う。アンケートは、(1) 受講者の物理的状況・環境、(2)受講者のITスキル、(3)履修関連、(4)学習観、(5)オンライン授業の現状、及び自由記述で構成された。アンケート結果からは、多数の学生が県外から受講している現状や、一定のITスキルを持ち合わせ、比較的良好なネット環境から接続している学生が多いこと、受講はオンデマンド型の授業が中心であること、オンライン授業を受講する上での問題は全体としてはそれほどないが、ITスキルが低い場合は、問題を感じやすいことなどが明らかとなった。
- 11:15 4月からの課題の推移
6.「北海道大学の導入ガイドとFAQ利用によるオンライン授業支援」
重田 勝介 北海道大学情報基盤センター准教授・高等教育推進機構/オープンエデュケーションセンター副センター長
杉浦 真由美 北海道大学高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター助教
| 映像 資料
概要
本講演では,北海道大学におけるオンライン授業の実施支援の中でも,導入ガイドを使った情報発信と,問い合わせを元にしたFAQの共有について報告する。導入ガイドのアクセスログの分析とFAQの更新状況をもとに,全学的なオンライン授業の実施支援が授業の準備期間から現在に至るまでどのように推移してきたかを示す。
- 11:27 実習
7.「医療系大学での臨床実習における遠隔授業の取り組み~模擬症例を用いた推論構築のフレームワーク~」
跡見 友章 杏林大学保健学部理学療法学科教授
| 映像 資料
概要
医療や介護領域における理学療法士の職能的専門性は、対象者に対して、低下した日常生活活動(ADL; activities of daily living)の水準の改善を可能とする推論を構築し、具体性を伴う方法論によって介入を行うものである。従って理学療法士養成のカリキュラムでは、最終学年において臨床実習を通じて臨床推論の経験をする機会が設定されている。この度のCOVID-19対応により病院で臨床実習の実施が困難となったため、当学科では理学療法分野における推論構築に関する手法の修得を目的とした演習を、遠隔授業により実施した。今回は、教育コンテンツの作成や双方向型の介入など、遠隔授業での演習にあたり工夫したいくつかの取り組みについて発表する。
- 11:37 試験
8.「帝京大学医学部で実施したオンライン定期試験」
江端 弘樹 帝京大学医学部IR・医学教育評価室(医学教育センター)講師
| 映像 資料
概要
帝京大学医学部において、5, 6月にLMSを活用して2~4年生を対象に実施したオンライン定期試験(多肢選択式、記述式、論述式)について紹介する。本学部では従来から多くの科目が一定期間に行われる科目数を絞って集中開講する「短期集中方式」で開講されており、開講期間終了直後に単位認定に関わる定期試験を実施している。また、知識の定着を促すため、原則全ての講義コマで「予習確認テスト」と「復習確認テスト」をLMSで以前より導入している。両テストへの取り組みが科目履修に必須要素とされており、学生にとってLMSでテストを受けることが習慣化されていた事もあり特段のトラブルもなく終えられている。
- 11:47 休憩
漫才
- 11:57 学生相談
9.「ウィズコロナ時代の学生生活を支援する --学生相談の現場から--」
高野 明 東京大学相談支援研究開発センター准教授
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルス感染症の拡大にともなって、大学レベルから国・地域のレベルまで様々な対策がとられ、学生生活が大きく変化することとなった。本報告では、外出自粛の生活の中で、オンライン授業を受講する学生のコミュニケーション形態がどのように変化し、どのような困りごとが生じてきているかについて、学生相談の実践をもとに示したい。
また、学生相談サービスのオンライン化の経験をもとに、そのメリットやリスク・課題について紹介し、ウィズコロナ時代の学生相談のあり方についても論じたい。
- 12:07 合理的配慮
10.「聴覚障害を持つ学生の支援方法とその応用」
除村 健俊 芝浦工業大学システム理工学部特任教授
| 映像 資料
概要
遠隔授業において聴覚障害者は,教師の口の動きを読むことが難しい,仲間の助けが得られないなど,授業の理解が難しくなる.また,遠隔授業では学生の集中力が持続しないため,授業の途中でグループ討議を取りいれることも多いが,聴覚障害者が討議に参加することは難しい.本講演では,遠隔授業において無料のITツールを活用することにより,聴覚障害者の授業理解を助け,グループ討議への参画を可能にする方法を解説する.さらに,この方法を応用することで,国際PBLなど多国籍チームでの多言語間コミュニケーション支援や,議事録作成,講演やテレビなどでの多言語同時通訳などにも応用できることを解説する.
- 12:17 文科省
11.「大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ(Scheem-D)の開始について」
西山 崇志 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
文部科学省は、デジタル技術を上手に活用した特色ある教育取組みのアイデアを、大学教員と民間(Ed-Techスタートアップなど)が協働で、「授業」の教育現場で実践、試行錯誤、実装・全国展開していく取組みを開始する。
- 12:32 初中1
12.「ウィズコロナ時代の対話型オンライン授業と授業研究例」
飯窪 真也 東京大学高大接続研究開発センター特任助教
免田 久美子 広島県安芸太田町教育委員会主幹<
| 映像 資料
概要
一人一人の子どもに「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、教師には授業で得られる発言や記述等のデータから子どもたちがどんな風に頭や心を働かせたのか、学びの過程をできるだけ確からしく推測し、それに即して授業のデザインを見直し次のデザイン仮説を得るような授業研究が求められる。本報告では、自治体と東京大学CoREFとの長期連携で構築してきた授業研究コミュニティにおいてウィズコロナ時代の制約を乗り越えるべく取り組んだ対話型オンライン授業と授業研究の試みを紹介し、ポストコロナ時代にICTの支えによって実現したい/できそうな新しい授業研究コミュニティの可能性について述べる。
- 12:47 初中2
13.「関西創価高等学校におけるオンライン教育の取り組み」
辻 誠一 関西創価高等学校教諭
| 映像 資料
概要
臨時休校となり、オンライン授業に取り組むこととなった。当初は配信やオンライン授業のノウハウがなく戸惑っていたが、ここ数年、本校はICT環境を充実させていた。その結果、オンライン授業をもともと目的としていなかったが、教員も生徒も比較的ストレスを感じることなく、オンライン授業、オンラインHRなどを行う事ができた。今回は以前から取り組まれていた学校のICT環境から、4月20日より始まったオンライン授業の取り組みの実践事例を紹介する。
- 12:57 ご挨拶
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【特設セッション】オープンハウス2020:4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(6/12オンライン開催)
【第10回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(6/5オンライン開催)
- ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 文科省
2.「文科省ご挨拶」
伯井 美徳 文部科学省高等教育局長
| 映像
- 高等教育
3.「遠隔授業におけるアクティブラーニング応用事例」
波多 伸彦 ハーバード大学医学部教授 ブリガムアンドウィメンズ病院放射線科
| 映像 資料
概要
新型コロナウィルスの発生に伴い、全米の大学では3月の春季休暇を機に、ほぼ全ての講義がオンライン化されている。そこで、これまで主として教室講義を担当していた教員は、急遽オンライン講義への転換を迫られることとなった。一方で先進的な大学においては、兼ねてからオンライン講義を折込んだとした「教育サービス」を提供しており、様々なオンライン教育プラットフォームを用いて多様な形態で講義が展開されている。本講義では、この様なオンライン講義への移行期に本学の教員教育部門で作成配布された「教員虎の巻」の要点を紹介する。また、要点の実例として講演者がこれまで行ってきたオンライン講義の教材を紹介する。講演内容については、既に日本国内の各大学の実施例と重複することもあるが、日本と教育事情の異なる米国の一例として講義を笑覧願いたい。
- 学生の声
4.「コロナウイルス対策情報配信LINE Botの開発」
中屋 悠資 東北大学工学部4年
高橋 佑輔 東北大学工学部3年
樋口 賢一 東北大学医学部3年
| 映像 資料
概要
コロナ禍により急ピッチで大学授業のオンライン化が進んでいく中で、大学組織では各部局ごとにそれぞれ授業の情報などを配信しており、それが学生への迅速な情報伝達の律速となっていた。そこでより多くの学生が容易に各部局から発信される情報を授受できるようにすべく、WEBスクレイピング技術を用いて自動で各サイトの更新の差分を検知し、LINE Botにて各学生に最適化された情報をPUSH通知で発信する形態を東北大学からの広報等のバックアップのもとで確立した。現在4500人を超える学生が利用している。
- 学生の声
5.「慶應SFCにおける遠隔授業とアンケート調査結果」
植原 啓介 慶應義塾大学環境情報学部准教授
| 映像資料
概要
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)では、現在、ライブ授業を中心とした教員が工夫を凝らした様々な形態のオンライン授業が開催されている。現在のオンライン授業を始めるにあたっては、3月より教員向け・学生向け講習会を実施するなど、準備を進めてきた。4月30日より授業が開始され、当初は多少の混乱は見られたものの、現在は落ち着きを見せている。本講演ではこれらの状況を紹介するとともに、5月の頭に実施した学生・教員向けアンケート結果について報告をする。
- 実験の講義
6.「実験的オンライン実技実験講義〜北九州市立大学国際環境工学部のチャレンジ」
山崎 進 北九州市立大学国際環境工学部准教授
舘 伸幸 名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター
| 映像 資料
概要
北九州市立大学国際環境工学部では、3回生向け実験科目「情報メディア工学実験III」にて全学生にArduinoの基板を送付し、遠隔での組込みシステムの実験講義を行っています。「無謀」という意見もありましたが、成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成組込み分野 (enPit Emb) で名古屋大学で開発した成果も取り入れ、まさに実験的に実技実験の講義を進めています。教育効果を含め、これまで得られた知見や失敗例をご紹介します。
- 海外事例
7.「プラハカレル大学でのzoom授業を無事終えることができました」
岩間 一雄 京都大学数理解析研究所特任教授/カレル大学客員教授
| 映像
概要
カレル大学の19/20年度春学期は2月中旬にスタートしたが、まもなくチェコに非常事態宣言が出され、学生が登校禁止になった。計算機科学科では大学の勧めに従い学科長が直ちにzoomによる遠隔講義に移行することを決定した。動きはスピーディで、10日ほどの準備期間の設定、必要な備品調査等行われ、できる人からスタートするように指示された。具体的方法は各先生に任されたが、私は板書講義に比較的近い、タブレット端末の利用を採用し、1回のみの休講で遠隔講義に移行することができた。この間の様々な経験についてお話しさせていただきたい。
- 落語
休憩
TBA
- ウィズコロナ初中教育
8.「ウィズコロナ時代の対話型オンライン授業と授業研究に向けて」
白水 始 国立教育政策研究所・総括研究官/新しい学びプロジェクト研究協議会・副代表
| 映像 資料
概要
今回の初等中等教育現場へのICT導入を一過性のものにせず、かつ対面しても密接して対話できないもどかしいウィズコロナ時代の状況に対話型授業を実現し、ICTを子供たちの学習プロセスデータ取得と授業研究につなげるためにどうすればよいのかの総論を述べる。自治体と東京大学CoREFとの連携で初中等教育改革に取り組む「新しい学びプロジェクト」の事例をもとに、引き起こしたい学びのイメージの明確化とデータを基にした学習評価(見とり)をコミュニティで行う"Data-fueled Education"の姿を描く。なお、次回以降のシンポで各論として実践例を紹介する。
- 教育委員会
9.「子どもたちの学びを止めない熊本市におけるオンライン授業の取組」
塩津 昭弘 熊本市教育次長
本田 裕紀 熊本市教育センター副所長
| 映像 資料
概要
約6万人の熊本市の小中学生と約23,500台のLTEタブレット(iPad)。異なる学校規模、教員のICTスキルにICT活用状況。そして、家庭におけるさまざまなICT、通信環境。そのような中、突然決定した一斉臨時休業において、どのような手順・方法によって、本市全体の子どもたちの学びの環境を構築し、オンラインによる健康観察、授業等を行ったのか、事前の整備等を含めた本市教育行政の取組と、学びの実態と授業変化等について報告する。
- 大学付属事例
10.「東京大学附属学校 遠隔学習支援の取り組み」
淺川 俊彦 東京大学教育学部附属中等教育学校副校長
| 映像 資料
概要
東大附属学校では5月の臨時休業期間中に3時間/1日、2週間の遠隔学習支援を行った。Googleクラスルームとmeet、もしくはZoomを用いたが、単に課題の提示とチェックに終わらせず、生徒の安心を支えられることを目指した。また教員個々の創意に委ねられたが、本校の授業の特徴である「探究」と「協働」を、ICTを用いた遠隔学習の中でも大事にできるよう工夫を試みた。そのうちから国・社・数・理・体・英の取り組みについて報告する。
- 中学事例
11.「教員みんなで取り組むオンライン授業」
岡本 弘之 アサンプション国際中学校高等学校
| 映像 資料
概要
このたびの臨時休校期間中、勤務校では「学びを止めない」ことを目標に、通常の7時間の時間割に沿って毎日オンラインで授業を配信することとした。全教員が取り組めるように、タブレット端末で撮影・編集し、動画共有サイトの限定配信を利用して、毎日40本以上、5月末までに計1200本以上の動画を全教員で制作・配信した。本報告では、勤務校での実践と、全教員で取り組むために配慮したこと、実施した上での効果と課題について報告したい。
- ご挨拶
おわりに
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第9回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(5/29オンライン開催)
- ご挨拶
1.「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 文科省
2.「文科省ご挨拶」
矢野 和彦 文部科学省大臣官房審議官(初等中等教育局担当)
| 映像
- 文科省
3.「遠隔授業の推進に関する文部科学省の取組状況(進捗)~事務連絡通知(5/15)、Q&A更新(5/22)、2次補正予算編成を中心に~」
西山 崇志 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
遠隔授業の推進に関する文部科学省の施策進行状況を説明する。具体的には、5月15日付通知「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた大学等における教育研究活動の実施に際しての留意事項等について」、5月22日付連絡「学事日程等の取扱い及び遠隔授業の活用に係るQ&A等の送付について」及び第2次補正予算の編成状況についてである。
- データダイエットの定量的効果測定
4.「オンライン授業において Zoom の通信量を抑えるには」
吉田 塁 東京大学 大学総合教育研究センター 特任講師
| 映像 資料
概要
リアルタイムのオンライン授業をするにあたっては,学生のネットワーク環境や社会全体のネットワークインフラに配慮し,通信量を抑えることが重要です.本講演では,広く利用されている Zoom の通信量をどのように抑えられるかについて紹介します.具体的には,マイク音声,ビデオカメラ映像,画面共有で用いられる,おおまかな通信量を示した後,授業における具体的な通信量を示した上で,通信量を抑えるために教員や学生ができることを紹介します.
- 学生の声から見るニューノーマル
5.「学生から見たオンライン授業」
武居 悠菜 東京大学教養学部2年/東大UmeeT編集部
| 映像 資料
概要
私がライターとして所属するオンラインメディア東大UmeeTで、4月下旬に行なった東大生への独自アンケートを元に、学生から見たオンライン授業の感想をご紹介します。学内システムについて知識の乏しい新入生が授業のオンライン化に際して抱えていた不安や、オンライン授業開始後に自分自身に発生した問題、学生側が感じているオンライン授業のメリット・デメリットについてお話しさせていただきます。さらにはコロナ後の授業形式についても学生側からの意見を述べさせていただければと思います。
- 遠隔講義支援
6.「学生主体のオンライン授業サポート体制構築と他機関への展開の可能性」
島田 敬士 九州大学大学院システム情報科学研究院教授
野口 岳 九州大学21世紀プログラム4年, iQ Lab 共同代表
| 映像 資料
概要
九州大学では、学生が主体となりオンライン授業を実施するために利用する学習管理システム、デジタル教科書システム、ビデオ会議システムなど各種システムの利用サポートを行っている。本講演では、学生主体の体制構築の経緯について概要を説明し、実際にサポートを行っている学生から企画立案、運営に関する話題提供を行う。また、他機関への展開の可能性についても言及する。
- 図書館再開
7.「大学図書館は動き続けているか:COVID-19拡大に直面して」
小陳 左和子 東北大学附属図書館事務部長
| 映像 資料
概要
COVID-19影響下における国立大学図書館の開・閉館状況や、東北大学附属図書館の状況を概観しつつ、with コロナ・post コロナに向けて大学図書館がやるべきことを考える。
- 教育データ
8.「オンライン授業におけるデータ利活用の重要性」
美濃 導彦 京都大学名誉教授・ 理化学研究所理事
| 映像 資料
概要
新型コロナウィルスの影響で、オンライン授業が半ば強制的に導入されている。しかしながら、オンラインでの授業は、対面での通常授業の代わりにはなりえない。 そのような中で教育効果を高めるためには、オンライン授業で収集されるデータを積極的に活用し、その結果に基づいて学生とのコミュニケーションもとらなければならない。
- 大学事例
9.「『大学教育の質保証』に向けた遠隔授業・卒論指導・キャリア支援」
三並 めぐる 人間環境大学松山看護学部教授
岡 多枝子 人間環境大学松山看護学部教授
| 映像公開なし 資料
概要
人間環境大学松山看護学部では、「大学教育の質保証」に向けた「DPを達成するCP・AP」の原点に基づき、入学・オリエンテーション・授業・実習・看護研究(卒論)・進路決定・看護師・保健師資格取得・卒業の一貫した看護教育を進めてきた。発表者は、遠隔授業にALとSDGsの視点を導入し、シラバスの共有とテキストによる「知の獲得」を重視した「主体的・対話的で深い学び」を目指して事前指導・授業・事後指導を行っている。卒論指導は、KJ法によるテーマ探索、チュートリアル・メールゼミを通して、各ゼミ生は4月中に第一稿を提出した。今後もDP・CP・APの融合によるキャリア支援(授業・実習・卒論・進路・資格)の好循環を継続する予定である。
- 大学事例
10.「『無理をしない』遠隔授業における課題学習」
戸村 多郎 関西医療大学保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科准教授
| 映像 資料
概要
突然の対面授業が出来ない事態は、学生ばかりか遠隔授業提供の経験がない教員も大きな不安を抱えることとなった。しかし準備期間は短く、危機的状況下でも教育を止めないために、ブログと資料を活用した普段の「予習・復習」を課題学習に転用した。学生に「授業ノート作り」を通して自ら考え、試行錯誤させた。学生はインターネット等の使用に慣れていて、課題の遂行はスムーズであった。課題学習においては、一斉の定期試験実施が難しい中、成績評価方法の重要な手段の一つであると同時に、学生の学校に行けない不安や焦りの解消にも役立つと考える。また、遠隔授業は教員の新たなスキル獲得に繋がった。
- 落語
11.「落語」
林家 菊丸
- 教職員向け
12.「今できることからはじめる 教職員向けオンライン研修」
津奈木 考嗣 宮崎県教育委員会教育政策課企画・調整担当指導主事
中山 隆 一般財団法人こゆ地域づくり推進機構教育イノベーション推進専門官
| 映像 資料
概要
新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、長期の臨時休校を余儀なくされた。オンライン学習をはじめICT教育の必要性が高まるものの、端末や通信設備が十分に整備されていないといった物理的課題や、教職員のICTスキル上の課題もあり、臨時休校中の学びの継続の実現には様々なハードルがあった。その課題を解決するため、宮崎県内のすべての校種の教職員にオンラインコミュニケーションツールに触れてもらうオンライン研修会を県内の教職員有志や団体職員と共に企画・実施した。時機を外さず、まずは、体験することで不安感を取り除いてもらい、感染の第2波、第3波へ備えられるよう配慮した。今後の可能性や課題などを共有することができた。
- 高等学校
13.「公立の普通科高校による遠隔授業の取組とその成果と課題」
春日井 優 埼玉県立川越南高等学校教諭
| 映像 資料
概要
学校が臨時休校となり、本校においても手探りで遠隔授業を行うことになった。埼玉県では、3か年かけて普通教室で使える無線LANやChoromebookが整備され、全教員・全生徒にGoogleアカウントが配布されている。しかし、本校ではこれらが生徒の学習に十分に活用されているとは言えない状態であった。そのように事前に十分な準備がなされているとは言えない中での対応や、本校の遠隔授業での学習指導について整理する。差し迫った状況での取組から見えてきた成果と課題について整理する。
- 中学校
14.「公立中学校における教育データを利活用したオンライン授業の取組」
宮部 剛 京都市立西京高等学校附属中学校教諭
| 映像 資料
概要
京都市立西京高等学校附属中学校は京都市全域を校区に持つ中高一貫校です。本校は昨年度より内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)に協力し,京都大学とともに実証研究を進めています。生徒は1人1台タブレットを持ち各家庭のWifiに接続し,授業と家庭学習の連携を図ってきました。今年度コロナ対応において,このタブレットを用いて京都大学の学習管理システムMoodle,デジタル教材配信システムBookRoll,学習データ分析ツールを活用した「紙芝居形式の授業」の実践について紹介したいと思います。教員の負担軽減と生徒の学力向上を両立する,教師目線での活用であり,持続可能な取組になっていると実感しています。
- ご挨拶
15.「おわりに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第8回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(5/15オンライン開催)
- ご挨拶
「はじめに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 文科省
「文部科学省から」
田口 康 文部科学省大臣官房サイバーセキュリティ・政策立案総括審議官
| 映像
- 初等中等教育
「初等中等教育におけるオンライン学習への文科省の取り組み」
髙谷 浩樹 文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課長
| 映像 資料
概要
学校の臨時休業期間において、ICTの活用により、家庭における子供たちの学びを保障することは極めて重要。これまでICT活用が進んでいなかった学校現場に対し、補正予算による環境整備をはじめ様々な施策を講じている。その内容を説明する。
- 高等学校
「日出学園中学校・高等学校の遠隔授業対応&遠隔授業の法則」
武善 紀之 日出学園高等学校・中学校教諭
| 映像 資料
概要
日出学園は、千葉県に所在する幼小中高一貫校である。学園では、2018年に「ICT"で"学ぶのではなく、ICT"を"学ぶ」をスローガンとするICT推進チームが発足し、学内のICT環境整備・活用推進をすすめてきた。今回のコロナ禍における対応でも、このスローガンを大切にしている。前半は法人職員の立場で、端末整備・アカウント配布・教員研修等の各施策について3月以降を中心に紹介する。後半は高等学校情報科教員の立場で、自身がオンデマンド授業内で法則とした事項等について紹介する。
- 高等学校
「自宅でできるオンライン授業(数学を例として)」
武沢 護 早稲田大学高等学院教諭
| 映像 資料
概要
小学校・中学校・高等学校でのオンライン授業は児童生徒や教員とってはほぼ初めての経験である。しかし、学校へ満足に登校できない状況下において現時点でオンライン授業の提供は有効な選択肢の一つである。しかし、児童生徒はオンライン授業に対して不安を抱えている。回線接続の安定性だけでなくどのような授業が提供されるかそしていつまで続くのかである。後者を解消するひとつとして従来の形態に近い方式で授業を提供することがまず第一歩と考えた。ここでは授業者が自宅に居ながらにして動画コンテンツを作成・編集し、手軽にオンライン授業を提供できる方法を提案する。
- 超入門(LMSと学習解析)
「続:LMSを使ってオンライン授業をやってみよう!~教育データの利活用編~」
緒方 広明 京都大学学術情報メディアセンター教授
| 映像 資料
概要
本講演では、Learning Management System (LMS)を使ったオンライン授業の入門編を行う。特に今回は、LMSを使ったオンライン授業を実施しているが、教育データの利活用は行っておらず、これにチャレンジしてみたい方を対象とする。この講演では、LMSとしてMoodleを利用し、アカウントやコースの作成方法、学生への連絡や課題の提出、アンケート、成績の管理方法などのデモを行う。また、Moodleに加えて、教材配信システムBookRoll、並びの学習ログデータの分析を行うAnalysis Toolも使った、オンライン授業の組み立て方を紹介する。さらに、今回伝えたいことは、以下の3点である。(1) オンライン授業だからこそ、教育・学習のプロセスが記録され、それを授業改善に生かすことができる。(2)それを国全体で共有することでエビデンスに基づく教育ができる。(3)教育データの利活用は、今後、対面授業に戻っても、一人一台のPC環境で継続して実施していくべきである。
- ★国際特別レクチャー★
「北京大学計算機科学技術系におけるオンライン教育について」
胡 振江 北京大学計算機科学技術系・専攻長、国立情報学研究所 特任教授
| 映像 資料
概要
2月から北京大学計算機科学技術系がオンライン教育を始めました。本発表では我々の取組みを簡単に紹介し、その結果と問題点を説明します。
- Fail Smart
「新型コロナ禍の授業開始日に早稲田大学で起きたこと」
深澤 良彰 早稲田大学 図書館長/理工学術院教授
| 映像 資料
概要
早稲田大学は、3月19日に、5月11日からすべての授業をオンラインで開始することを決定し、教員には、これに備えた準備を要請した。また、このために、さまざまなシステムやサービスを準備・提供してきた。これを受けて、授業開始日の5月11日朝に起きたことを分析し、その結果を評価するとともに、今後のオンライン教育に備えたコンピュータ環境に対する考え方を参加者のみなさまと共有したい。
- 成績評価
「Open e-Book Assessmentによる成績評価」
フラナガン・ブレンダン 京都大学学術情報メディアセンター特定講師
| 資料
概要
オンライン授業では試験環境を制御することができず、教科書や参考資料を使用せずに行われる古典的な成績評価方法は不可能である。本講演では、学生が参考資料等を使用可能なオープンブックの評価方法や実際に授業で使った際の閲覧行動と成績の関係をモデル化する研究、また通常試験より教師も生徒も努力しなければならない理由などを紹介する。
- 遠隔子守
「Stay Home体制下で見えてきたこれからの子育てに必要な支援」
吉田 さちね 東邦大学医学部助教
| 映像 資料
概要
乳幼児がいる共働き家庭での在宅ワークは非常に難しい。集中する時間を確保して少しでも仕事をするには父母が交替で子の世話をする必要がある。今般の外出自粛によって「子育てに関わる人手と時間の確保が不十分」という現状の課題がより浮き彫りになり、改めて子育てや働き方を見直す機会となっている。子どもの心身発達には、親など主たる養育者との双方向性をもったやり取りが重要である。日々の触れ合いが親子に与える影響について我々の最近の研究を紹介しつつ、オンラインでの子育て支援に期待することや限界について議論したい。
- 事例紹介
「COVID-19パンデミックにおける大学間連携」
門川 俊明 慶應義塾大学医学教育統轄センター長・教授
| 映像 資料
概要
医学部は82大学あり、各大学に教育専門ユニットが設置されており、Unitの会というメーリングリストによって、情報交換をおこなっている。このMLは、COVID-19パンデミック状況下でも有用であったが、メールのツールとしての弱点を補完するため、医学教育Slackを立ち上げ、オンライン授業とコロナ対策をテーマとして情報の共有をおこなった。また、各大学の担当者に編集権限を付与して、Googleスプレッドシートに全国の医学部の新型コロナウイルス感染症への対応状況を書き込んでいただき、一覧できるサイトを構築した。このようなツールが危機的状況において、各大学が方針を決める上で有用であった。
- 事例紹介
「東京医療保健大学 和歌山看護学部の遠隔授業」
北得 美佐子 東京医療保健大学和歌山看護学部看護学科准教授
| 映像 資料
概要
東京医療保健大学は東京都・千葉県・和歌山県に7つのキャンパスを持つ医療系大学で、本学は3年前に、看護単科の大学として開設された。COVID-19感染拡大の影響により、4月6日よりZoomを使用した同時双方向型の遠隔授業を開始し、『Zoomを用いた効果的な授業』を実施するために試行錯誤の日々である。リモート講義直後と開始2週間目、3週間目にアンケート調査を実施した結果、学生の反応は良く、予習や復習の時間も確保しており、遅刻や欠席も殆どなかった。しかしながら、長時間パソコンに向かうためVDT症候群様の症状を訴える学生があり、これらの対策が求められる。現在は、緊急事態宣言の解除に伴う出口戦略として、複数教室での授業再開に向けた時間割やマニュアルの整備などに取り組んでいる。
- ご挨拶
「おわりに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第7回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(5/8オンライン開催)
- ご挨拶
「データダイエットのお願い」
喜連川 優 国立情報学研究所長
| 映像 資料
- 文科省
「文部科学省から」
村田 善則 文部科学省研究振興局長
| 映像
- 経産省
「国内のPCの需給状況と見通し」
田辺 雄史 経済産業省商務情報政策局情報産業課ソフトウェア・情報サービス戦略室長
| 映像 資料
概要
2020年3月以降の市場におけるPCが品薄になっており、一部回復が見られているが、品薄感は完全には払拭できていない。新型コロナウィルス感染拡大に伴う需要、供給双方の問題により現在在庫が減少しているが、需給のひっ迫状況は一段落し、第二四半期以降は順次供給が正常化することが見込まれる。
- 運動こそ大事
「運動が心身の健康を守るー女性の身体的特性をふまえてー」
須永 美歌子 日本体育大学児童スポーツ教育学部教授,学生支援センター学修・キャリア支援部門長
| 映像 資料 「オンライン授業でダイナミックストレッチ」(mp4: 14MB)
概要
新型コロナウイルス感染予防を目的とした外出自粛が長期化しており、それに伴う運動不足が懸念されている。運動不足によって引き起こされる疾病は、心血管疾患や糖尿病など多岐にわたる。本講演では、運動生理学的観点から運動の重要性を解説する。また、女性特有の月経周期による影響(月経前症候群など)についても情報を提供する。さらに、オンライン授業の合間に運動をプラスすることの有用性や簡単に取り入れることのできる実践例を紹介する。
動画解説
運動は、目的に合わせて運動様式(種目、強度、頻度)を選択することが重要です。オンライン授業にちょっとプラスすると良い運動として、「ダイナミック(動的)ストレッチ」をご提案します。ダイナミック(動的)ストレッチは、体を動かしながら筋肉を収縮したり、引きのばしたりします。今回ご紹介した2つの運動は、パソコンの作業で疲れやすい肩、胸、背中を動かすことによって、血流を促進し、疲労回復に役立ちます。学生も教員も無理なく参加できる「簡単な動き」であることも重要です。実は私は、普段は講義のみで実技を教えているわけではありません。しかし、そんな私でも動画のような動きであれば簡単にできます。今回は座ったままできる上半身の運動を紹介しました。しかし、座りっぱなしだと下肢に血液が溜まってしまい、むくみや血栓の原因となりますので、時々膝の屈伸をしたり、部屋の中を歩くことも必要です。講演を視聴した方が「少し動いてみよう」「学生にも運動するように伝えよう」と思っていただけましたら嬉しいです。
- 授業設計
「規模別によるオンライン授業の設計の具体例」
向後 千春 早稲田大学人間科学学術院教授
| 映像 資料
概要
オンラインでの授業のやり方について、受講人数の規模によって3つの典型的な授業モデルを示した。これは、向後(2015)のロケットモデル(リソース→活動→フィードバック)に基づいている。(1)「リソース➡活動➡フィードバック」で1サイクルとして設計すること (2)特に「活動➡フィードバック」はワンセットで設計すること (3)同期型ビデオ会議は本当に必要な場合のみ使うことの3点を強調した。
- 超入門 学習管理システム(LMS)
「LMSを使ってオンライン授業をやってみよう!」
緒方 広明 京都大学学術情報メディアセンター教授
| 映像 資料
概要
本講演では、Learning Management System (LMS)を使ったオンライン授業の例を紹介する。今回は、LMSという言葉を聞いたことはあるが、ご所属の小中学校、高等学校、大学では、LMSが運用されておらず、LMSを使ったオンライン授業にチャレンジしてみたい方を対象とする。この講演では、LMSとしてMoodleを利用し、アカウントやコースの作成方法、学生への連絡や課題の提出、アンケート、成績の管理方法などのデモを行う。また、Moodleに加えて、教材配信システムBookRoll、並びの学習ログデータの分析を行うAnalysis Toolも使った、オンライン授業の組み立て方を紹介し、数学や英語のオンライン授業の例を示す。
- 文科省
「大学・高専の遠隔授業の推進施策に関する最新状況 ~遠隔授業の実施に係る留意点、補正予算に関する公立大学の対応等を中心に~」
西山 崇志 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料
概要
文部科学省における、大学・高等専門学校の遠隔授業の実施推進に係る施策・取組みの最新状況(進捗)について、情報共有する。今回は、5月1日付で大学・高等専門学校に対し発出した、遠隔授業等の実施に係る留意点及び実習等の授業の弾力的な取扱い等に関する事務連絡、および、前回シンポジウムで質問のあった公立大学等への補正予算対応について、である。
- 高等学校
「神奈川県立川崎北高等学校におけるオンライン授業実現に向けた取組」
柴田 功 神奈川県立川崎北高等学校校長
| 映像
概要
神奈川県教育委員会は令和元年度に県立高校等144校全てに、民間の光インターネット回線と無線LAN、chromebookを82台、全生徒にGoogleアカウントの配付を行った。このことが、今の県立高校のオンライン授業実現に向けた基盤となっている。川崎北高校はその基盤を生かして、この4月から一気にオンライン授業の実現に向けた取組を始め、オンデマンド型の動画配信をスタートさせた。この1ヶ月間にどのような取組を重ねてきたのか、その実践事例を紹介する。
- 図書館
「コロナウイルス感染対応に見る大学図書館の課題と今後」
引原 隆士 京都大学工学研究科, 図書館機構長
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概要
コロナウイルス感染拡大と緊急事態宣言の適用を受け、各大学が遠隔講義などに移行し、教育支援および研究支援に関して大学図書館の対応が続いている。これまでの緊急即応的な支援から、常態化あるいは再拡大を視野に入れた中長期的な維持継続的支援および転換が必要となっている。見いだされた課題への対応法から、今後の大学図書館の形への手がかりを見出す。
- ご挨拶
「おわりに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第6回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(5/1オンライン開催)
プログラム:第1部 講演編(12:15-14:00)
- ご挨拶
「3月末から始めた本シンポジウムを振り返り、これからを考える」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- 文科省
「大学等における遠隔授業の環境構築の加速による学修機会の確保 補正予算概要説明」
黄地 吉隆 文部科学省高等教育局専門教育課長
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- 著作権
「権利者の35条改正への思いとフォーラム設立の背景について」
瀨尾 太一 一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)常務理事、日本写真著作権協会常務理事
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- 著作権
「授業目的公衆送信補償金制度に関する施行等について」
岸本 織江 文化庁著作権課長
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- 新入生支援
「オンライン環境での新入生支援 京都大学 工学部 電気電子工学科の取組から」
喜多 一 京都大学情報環境機構長
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- 新入生支援
「講義オンライン化と入構規制に関する新入生への対応」
四本 裕子 東京大学教養学部准教授
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- 新入生支援
「大阪大学における全学的な新入生支援の取り組みと体制づくり」
村上 正行 大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部教授
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- 成績・評価
「難局を乗り切るためのオンライン授業評価:基本的な観点と方法」
藤本 徹 東京大学大学院情報学環講師
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- データ
「教育データの取り扱い」
安浦 寛人 九州大学理事・副学長
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- 大学間連携
「情報セキュリティ人材育成コースSecCapの遠隔教育」
曽根 秀昭 東北大学情報科学研究科教授
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- 高等学校
「高等学校における遠隔学習の現状と課題」
小原 格 東京都立町田高等学校指導教諭
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- 図書館運営
「新型コロナウイルス流行下の図書館運営:国立大学の取り組みから」
江川 和子 東京大学附属図書館事務部長(国立大学図書館協会事務局)
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- VR
「VRのすゝめ -VR 講義はもう手間じゃない-」
青山 一真 東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター・大学院情報理工学系研究科助教
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プログラム:第2部 事例紹介編(14:08-15:00)
- 事例紹介 医療系
「新型コロナウイルス感染症拡大状況下で医学生は何をどのように学ぶべきなのか?:名古屋大学医学部医学科の経験」
錦織 宏 名古屋大学大学院医学系研究科総合医学教育センター教授
黒田 啓介 名古屋大学大学院医学系研究科神経情報薬理学分野特任助教
近藤 猛 名古屋大学医学部付属病院卒後臨床研修・キャリア形成支援センター/総合診療科病院助教
木村 宏 名古屋大学大学院医学系研究科微生物免疫学講座ウイルス学分野教授
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- 事例紹介 語学系
「神田外語大学におけるフル・オンライン授業化プロジェクト(Innovation KUIS)」
石井 雅章 神田外語大学言語メディア教育研究センター(LMLRC)センター長
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- 事例紹介 体育系
「体育大学におけるスポーツ動画像を用いた遠隔授業支援へ向けた映像情報システム」
角田 貢 日本体育大学(全学)基礎・教養系准教授
渡邊 いろは 日本体育大学(体育学部)遠隔講義(映像情報技術)支援教員
水野 増彦 日本体育大学体育学部長
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- 事例紹介 大学
「室蘭工業大学の遠隔授業」
桑田 喜隆 室蘭工業大学情報教育センター長
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- 事例紹介 中等高等学校
「青山学院中等部技術AIの最先端オンライン授業の様子」
安藤 昇 青山学院中等部数学科講師
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- ご挨拶
「おわりに」
喜連川 優 国立情報学研究所長
【第5回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(4/24オンライン開催)
- ご挨拶
「開催にあたって」
喜連川 優 国立情報学研究所長
- ご挨拶
「ご挨拶」
中川 健朗 国立教育政策研究所長(兼・国立情報学研究所客員教授)
| 映像
- 文科省
「遠隔授業の活用に係るQ&A等の更新について(4月21日付大学振興課事務連絡)」
西山 崇志 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
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- サポート体制
「遠隔授業サポート崩壊!!を起こさないためには!」
竹村 治雄 大阪大学サイバーメディアセンター教授
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- ピーク負荷
「LMSへの負荷集中に対して戦々恐々とされている教職員の皆様方へ」
菅沼 拓夫 東北大学サイバーサイエンスセンター長・教授
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- 図書館
「新型コロナウイルス流行下の図書館運営」
深澤 良彰 早稲田大学図書館長/理工学術院教授
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- 成績・評価
「授業デザインから考える成績評価:オンライン型授業で変わること・変わらないこと」
山田 政寛 九州大学基幹教育院人文社会科学部門准教授
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- メンタル
「危機に直面して」
長尾 真 元京都大学総長
| 映像 テキスト
- 授業設計
「遠隔環境におけるグループワークの実践」
小林 真也 愛媛大学大学院理工学研究科教授
黒田 久泰 愛媛大学大学院理工学研究科准教授
遠藤 慶一 愛媛大学大学院理工学研究科准教授
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- 事例紹介 医療系
「事例紹介:10回の遠隔授業を通じて」
寺本 篤司 藤田医科大学医療科学部放射線学科教授
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- 事例紹介 高専
「苫小牧高専における遠隔授業の実践について」
村本 充 国立高等専門学校機構苫小牧工業高等専門学校副校長(教務主事)・教授
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- 事例紹介 高大接続
「遠隔環境による高大接続プログラミング演習の実践報告」
久野 靖 電気通信大学共通教育部教授
赤澤 紀子 電気通信大学共通教育部特任准教授
| 映像 資料
【第4回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(4/17オンライン開催)
- 著作権
「授業目的公衆送信補償金制度に関する最新の状況」
岸本 織江 文化庁著作権課長
| 資料
- メンタル
「心身のケアの重要性」
久保 千春 九州大学総長
| 映像 資料
- セキュリティ
「長期運用を俯瞰した遠隔講義のありかたについて」
高倉 弘喜 国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター長・教授
| 資料
- ネットワーク
「インターネットトラヒック関連動向と新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う学生等の学習に係る通信環境の確保について」
大村 真一 総務省総合通信基盤局料金サービス課長
大江 慧知 総務省総合通信基盤局データ通信課課長補佐
| 映像 資料
- ピーク負荷
「学習支援システムの負荷上昇発生時の対処~九州大学の事例~」
島田 敬士 九州大学大学院システム情報科学研究院教授
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- 高等学校
「名古屋大学教育学部附属学校におけるLMS導入取組~名大情報基盤センターとの連携」
森 健策 名古屋大学情報基盤センター 情報基盤センター長
三小田 博昭 名古屋大学教育学部附属中・高等学校 高校副校長
渡辺 武志 名古屋大学教育学部附属中・高等学校 中学主幹教諭
丹羽 ひとみ 名古屋大学教育学部附属中・高等学校 情報・理科助手
戸田 智基 名古屋大学情報基盤センター教授
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- 高等学校
「オンライン授業で学習者の思考を引き出す~高等学校での事例」
白水 始 国立教育政策研究所初等中等教育研究部・総括研究官
齊藤 萌木 東京大学高大接続研究開発センター特任助教
| 映像 資料
- 合理的配慮
「オンライン授業における合理的配慮について」
田中 真理 九州大学基幹教育院/キャンパスライフ健康支援センターインクルージョン支援推進室教授
横田 晋務 九州大学基幹教育院/キャンパスライフ健康支援センターインクルージョン支援推進室准教授
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- 授業設計
「無理はしないで同じ形を目指さないこと:平時に戻るまでの遠隔授業のデザイン」
鈴木 克明 熊本大学システム学研究センター長・教授(日本教育工学会会長)
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- 事例紹介 サポート体制
「オンライン授業実施に向けた個別サポートデスクの実施体制の構築とその運用」
尾崎 拓郎 大阪教育大学情報基盤センター講師
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- 事例紹介 大学
「オンライン授業準備~現場からの報告」
越智 徹 大阪工業大学情報センター講師
| 映像 資料
【第3回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(4/10オンライン開催)
- 国立大学
「遠隔講義を実際にやってみての体験」
田浦 健次朗 東京大学情報基盤センター長・教授
| 映像 資料 mp4(27.4MB)
- ネットワーク
「帯域逼迫するネットワークの状況」
福田 健介 国立情報学研究所アーキテクチャ科学研究系准教授
| 映像 資料 mp4(21.7MB)
- 著作権
「平成30年著作権法改正(授業目的公衆送信補償金制度)の早期施行」
岸本 織江 文化庁著作権課長
| 映像 資料 mp4(64.7MB)
- 文科省
「大学・高専の遠隔授業の推進施策に関する最新状況 ~緊急経済対策と学生の通信環境の配慮等を中心に~」
西山 崇志 文部科学省高等教育局専門教育課企画官
| 映像 資料 mp4(48.2MB)
- 初等中等教育
「初等中等教育における取組」
中川 哲 文部科学省初等中等教育局視学委員
| 映像 資料 mp4(47.4MB)
緒方 広明 京都大学学術情報メディアセンター教授
| 映像 資料 mp4(18.3MB)
- 私立大学
「立命館大学の取り組み」
西尾 信彦 立命館大学情報理工学部教授
| 映像 資料 mp4(30.8MB)
- 私立大学
「学びの機会を保障しCOVID-19収束後の大学教育を見据えた星槎大学の取り組み」
鬼頭 秀一 星槎大学副学長(教育・研究担当)・共生科学部長
| 映像 資料 mp4(39.1MB)
- 情報保障
「遠隔授業における情報保障」
熊谷 晋一郎 東京大学先端科学技術研究センター准教授・東京大学バリアフリー支援室長
| 映像 資料 mp4(27.4MB)
- セキュリティ
「ビデオ会議ソフトのセキュリティ」
柏崎 礼生 国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター特任准教授
| 資料
- ピーク負荷
「学習支援システムの負荷上昇発生時の対処 ~九州大学の事例~」
島田 敬士 九州大学大学院システム情報科学研究院教授
| 資料
【第2回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム『データダイエット戦略』 (4/3オンライン開催)
- 文科省
「大学・高専における遠隔授業の環境構築の加速による学修機会の確保 ~文部科学省高等教育局の対応状況~」
西山 崇志 文部科学省高等教育局専門教育課企画官 | 映像 資料
- サポート体制
「大阪大学におけるメディア授業へのサポート体制と課題」
竹村 治雄 大阪大学サイバーメディアセンター教授 | 映像 資料
- 大学
「北海道大学におけるオンライン教育実施支援の状況」
重田 勝介 北海道大学情報 基盤センター准教授・高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター副センター長 | 映像 資料
- 大学
「東北大学における授業のオンライン化推進の状況について」
菅沼 拓夫 東北大学サイバーサイエンスセンター長・教授 | 映像 資料
- 大学
「2020年度授業実施に関する 京都大学の 新型コロナウイルス対応」
喜多 一 京都大学情報環境 機構長・教授 | 映像 資料
- 大学
「Zoomを利用したオンライン授業におけるネットワークトラフィック調査」
井上 仁 群馬大学数理 データ科学 教育研究センター准教授 | 映像 資料
- 大学
「徳島大学における端末利用準備と遠隔実施準備状況」
松浦 健二 徳島大学情報センター長・教授 | 映像 資料
- 大学
「オンライン授業に向けた滋賀大学の取り組み」
竹村 彰通 滋賀大学データサイエンス学部長・教授 | 映像 資料
- 大学
「オンラインでの新入生アカウント情報通知の試み」
宇田川 暢 新潟大学学術情報基盤機構情報基盤センター | 映像 資料
- セキュリティ
「テレビ会議での盗聴防止とプライバシー保護」
柏崎 礼生 国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター 特任准教授 | 資料
4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム(3/26オンライン開催)
- 大学
「オンライン授業開始にあたっての東京大学のこれまでの取り組み・現状・ドタバタ大学間連携の提案」
田浦健次朗 東京大学情報基盤センター長・教授 | 映像 資料
- 大学
「名古屋大学における情報基盤を活用したCOVID-19対応 - オンライン学習の観点から」
森 健策 名古屋大学情報基盤センター長・教授 | 映像 資料
- 大学
「オンライン授業への移行に対する国内外の対応と京大の取組」
緒方広明 京都大学学術情報メディアセンター教授 | 映像 資料
- 著作権
「著作権に関する説明」
岸本織江 文化庁著作権課長 | 映像 資料
- 大学
「九州大学におけるオンライン授業実施に向けた準備状況」
島田敬士 九州大学大学院システム情報科学研究院教授 | 映像 資料
- ネットワーク
「ネットワークに関する諸課題について」
漆谷重雄 国立情報学研究所副所長・教授 | 資料
各大学のオンライン授業等取り組み
各学協会・研究室のオンライン取り組み
NIIトピックス:
NIIニュースリリース: