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NII情報

「対話知能学 旅行代理店タスク対話コーパス(Tabidachi)」提供開始のお知らせ

国立情報学研究所 情報学研究データリポジトリ(IDR)では、「研究者等提供データセット」として、電気通信大学より受け入れた「対話知能学 旅行代理店タスク対話コーパス(Tabidachi)」の提供を開始しました。

本コーパスは、科研費新学術領域研究「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」において、電気通信大学の稲葉通将准教授を中心に収集された、人同士の対話映像データと、それに対するアノテーションデータからなります。

旅行代理店の対話システムを想定した、旅行代理店のオペレーター役とカスタマー役の観光プランに関する相談の対話を、Zoomを介して収録しています。オペレーター役は観光情報検索用のシステムを操作しながら対話を行い、カスタマー役は所定のシナリオに基づきオペレーター役との対話により旅行プランを決定します。

オペレータ役の話者は旅行代理店に勤務経験がある成年5名、カスタマー役の話者は成年25名・高齢者10名・こども20名の男女計55名です。対話時間は1回20分程度、対話の総数は330(1カスタマーあたり6回)です。

本コーパスは、学術研究利用(基礎技術開発を含む)を目的として、主に大学および公的研究機関の研究者を対象として提供しますが、研究内容によっては民間企業等の研究者にも提供可能です。


IDRでは、「研究者等提供データセット受入要項」に基づき、大学等の研究者が作成したデータセットの受入を行っています。本データセットはこの受入要項に基づき受入・提供を行うものです。

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