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NII情報

「名古屋大学 高齢者顔表情データベース」提供開始のお知らせ

国立情報学研究所 情報学研究データリポジトリ(IDR)では、「研究者等提供データセット」として、名古屋大学より受け入れた「名古屋大学 高齢者顔表情データベース」の提供を開始しました。

本データベースは、JSTのCOIプログラム「人がつながる"移動"イノベーション拠点」において収集された、日本人高齢者の様々な感情の顔表情を収録した動画および静止画のデータからなります。

高齢者111名(男性56名、女性55名、73.2±4.6歳)による、8つの感情(喜び・悲しみ・恐怖・驚き・怒り・嫌悪・興奮・リラックス)に対応する表情と無表情を収録しています。収録対象者に、白布の背景の前に着席して、3種類の方法(シナリオ提示、男性の写真を模倣、女性の写真を模倣)で感情を表出してもらい、その様子を5台のビデオカメラ(正面・斜め上・斜め下・斜め右・斜め左)で撮影しており、3,996パターン、総数19,980本の動画を収録しています。

また正面カメラで撮影した動画から、最も表情が強く表出されたフレームを機械的に静止画として抽出し、この静止画に対する36名による心理評定実験の集計結果も付与しています。

本データベースは、学術研究利用を目的として、大学および公的研究機関の研究者を対象に提供します。


IDRでは、「研究者等提供データセット受入要項」に基づき、大学等の研究者が作成したデータセットの受入を行っています。本データセットはこの受入要項に基づき受入・提供を行うものです。

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