ニュース / News

ニュースリリース

「渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引」が公開

国立情報学研究所(所長:坂内 正夫)連想情報学研究開発センターと、渋沢栄一記念財団が共同で構築したウェブサイト「渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引」が公開されました。
「実業史錦絵絵引」は、明治期に出版された錦絵(実業史錦絵)に描かれた道具や人物の説明を、絵から直観的に引き出すことができる「絵引(えびき)サービス」です。今回公開された「衣喰住之内家職幼絵解之図」では、20枚の高精細な錦絵画像とともに、500点の絵引項目を楽しむことができます。
本サイトは大きくふたつの機能を備えています。「実業史錦絵絵引ギャラリー」は、直観的な「絵引」インターフェイスです。錦絵とそこに描かれたものや人物の説明をインタラクティブに楽しむことができます。「絵引データベース」では、絵引の対象項目を検索できます。例えば錦絵に描かれている「草履」の画像一覧を簡単に作ることもできます。
本サイトの構築にあたっては、企画およびコンテンツ・サイト制作を渋沢栄一記念財団・実業史研究情報センターが担当し、絵引データベースシステムの構築および絵引ギャラリーへの技術協力を、国立情報学研究所・連想情報学研究開発センターが行っております。
なお本サイトの企画は、字引と似た意味で「絵引」を作ることはできないかと考えた渋沢敬三の考案に基づいています。渋沢敬三(1896-1963)は渋沢栄一の嫡孫です。また「実業史錦絵」とは、明治期に出版された錦絵のうち、ものづくり、産物、職業など、産業シーンを描いたものを指しています。

 
1632

注目コンテンツ / SPECIAL