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ニュースリリース
国立情報学研究所、大学図書館蔵書検索「CiNii Books」を公開 ―論文をさがすならCiNii、図書館の本をさがすのもCiNii―
国立情報学研究所(所長:坂内正夫(さかうち まさお)、以下NII)は、全国の大学図書館等が所蔵する資料を検索できる「CiNii Books」を公開しました。これにより、「CiNii」(サイニ―)のインターフェースを通じて、約1,200館の大学図書館等にある1億冊以上の図書や雑誌の所蔵データが無料で検索できます。 NIIは、大学等の研究教育機関や学会・図書館等との連携をベースにして、学術コミュニティが必要とする学術論文、図書・雑誌の情報及びデータベースなどの学術コンテンツを整備するとともに、新たな価値を付加して世の中に広く発信・流通させるための次世代学術コンテンツ基盤の構築を推進しています。 このたび、NIIは、日本の学術論文を中心にした論文情報の提供サービスである「CiNii」のシンプルなインターフェースを採用した、全国の大学図書館所蔵資料を網羅的に検索できる「CiNii Books」を公開しました。 大学図書館の所蔵資料検索サービスは、これまで「NACSIS Webcat」で提供してきましたが、「CiNii Books」から提供することで、利用者にとってより便利な検索機能を実現しています。 例えば、特定の大学図書館や都道府県を指定した検索が可能になり、また、各大学図書館のOPAC(オンライン蔵書目録)にリンクすることで所蔵場所や貸出がされているかどうかが分かるなど、一歩進んだ使い勝手のよい機能を備えています。 さらに、「CiNii 」での論文情報検索から、一連の操作で当該雑誌の所蔵館を「CiNii Books」で確認できるようになっており、これまで以上に大学図書館の資料が活発に利活用されることが期待されます。 NIIでは、今後とも、より高品質で利便性が高く、オープンな次世代学術コンテンツ基盤の構築に取り組んで参ります。 |
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