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国立国会図書館と連携して論文PDFデータを長期保存/CiNii Articlesの検索結果から容易に論文を利用可能

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)は、これまで電子化して蓄積してきた論文PDFデータの一部(約380誌・100万件)について、国立国会図書館と連携して長期保存を可能にし、6月22日から、第一弾として29誌・5,149件の提供を始めました。

長期保存は「国立国会図書館デジタルコレクション」(*1)によって行われ、NIIの学術論文情報検索サービス「CiNii Articles」の検索結果から、国立国会図書館デジタルコレクションに保存されているPDFデータを容易に利用できます。 20170622.png

〈図〉CiNii Articlesの検索結果画面から国立国会図書館デジタルコレクションが保存する論文を
容易に利用可能

NIIが電子化して蓄積してきた論文PDFデータのうち、学協会が希望するもの、および、発行終了あるいは編集元の解散等の理由により電子図書館(NII-ELS)事業(*2)の終了後は学協会等から公開が行われない論文等が、国立国会図書館と連携することにより長期保存されます。

NIIは、こうした活動を通じて学術研究及び研究コミュニティーの発展に貢献していきます。

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(*1)国立国会図書館デジタルコレクション: 国立国会図書館が収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービス。
(*2)NII-ELS事業: 国内の学協会が発行する学術雑誌等の電子化と公開により学術情報流通に貢献することを目的に、平成9年(1997年)から開始。これまでに444学会の1,419種類の雑誌を対象に計391万論文を電子化。電子化された論文は全てCiNii Articlesを通じて検索・利用が可能だったが、学協会とNIIの契約に基づき、本年3月28日をもってダウンロード機能の提供を終了。
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